アーロンの髪が長い理由
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「じゃあ、行ってくる」
「あ、待ってアーロン」
翌朝、先に出掛けようとしたアーロンを、アヤが呼び止めた。
「紐がほどけてるよ、結び直してあげる」
アーロンの髪を手櫛で軽く梳いてから、紐を巻き付ける。
自分を見上げる紫の瞳、額に流れる漆黒の髪、体に触れる柔らかな胸
「出来たよ、ア・・」
微笑んだアヤの唇に、自分の唇を無意識に重ねた。
重ねた唇をそっと離せば、アヤはまだうっとりと目を閉じていた。
アーロンはアヤの肩に腕を回し、下唇に舌を這わせた。
そのまま上唇を端から舐めあげれば、堪えきれなくなったのか、アヤは自ら口を開けた。
再び唇を重ねながら、今度は舌を侵入させる。
アヤの小さな口内は、すぐアーロンの舌でいっぱいになった。
アーロンの舌先が口内を舐め廻す。
満足して唇を離すと、アヤの唇はアーロンの唾液で濡れていた。
それを親指で拭っていると、我に返ったアヤと目が合った。
みるみる頬を朱らめる彼女を見て
「行ってくる」
と上機嫌で家を出た。
明日から髪はアヤに結んでもらうことにしようと、心の中でほくそ笑みながら。
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