珊瑚の思い出
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船を降りると、ジェクトが試合を観たいと言い出した。
前回は試合がなかったからだ。
「いいね。私も、一度観たいと思っていたんだ」
ブラスカは賛成したが、アーロンは渋った。
「相変わらずお堅いね~アーロンさんは。
じゃあよ、多数決で決めようぜ。そんならいいだろ?」
「・・わかった」
「試合観戦に、賛成のひと~ハイ!」
「ハイ」
「はぃ」
「お!?」
小さく手をあげたアヤを、ジェクトは大袈裟なくらい驚いてみせた。
「エヘヘ」
アヤは笑ってごまかした。
「よし!これで決まりたな!!サッサとスタジアムに行こ~ぜ」
ジェクトに押し切られ、スタジアムへ向かった。
チケットブースで、アーロンがチケットを購入した。
「試合まで時間があるね。それまで、どうしようか?」
「やっぱ、試合観戦には食いもんがねえとな。アヤちゃん、なんか買って来てくれよ」
「そうだね、頼めるかい?アヤ」
「あ、はい、わかりました」
「アヤひとりじゃなんだから、アーロンも一緒に行ってくれないか」
「しかし、ブラスカ様に何かあった時に、ジェクトひとりでは」
「なんだよ、俺の腕が信用できねえってか!?」
「当たり前だ」
「く~言ってくれるね、アーロンさんよ」
ジェクトは額に手をあて、嘆いたフリをした。
「まあまあ、ふたりとも道の真ん中で喧嘩はやめてくれ。
アヤ、じゃあ頼んだよ」
「はい」
ブラスカに促され、アヤとアーロンは、街の方へ歩き出した。
「アーロン!」
ジェクトが呼び止める。
「ついでに、スフィア見つけて来てくれ。試合を記録してえから」
「わかった」
アーロンは頷くと、待っているアヤの元へ急いだ。
ふたりの姿が見えなくなると、ブラスカがジェクトに言った。
「気がきくね、ジェクト」
「あぁん?何のことだよ。オレはただ試合が観てえだけさ」
「そういうことにしておくよ。
ところで、私たちはどうしようか?」
「男二人でぶらついてもなぁー。スタジアムの中に入ってようぜ。アイツらも、チケット持ってんだから」
「それもそうだね」
「よっし、ブラスカにもブリッツの何たるかを、みっちり教えてやる」
スタジアムに入る階段を登りながら、ジェクトは意気揚々と言った。
「ハハハ、お手柔らかに頼むよ」
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