いつかの願い
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その日の夕食は、それは賑やかだった。
誕生日がバレた時に予想出来たのだろう、アーロンは諦め顔でテーブルについた。
それでも、みんなが告げる祝いの言葉に返事を返したところをみると、内心はまんざらでもないのだろう。
ティーダの、ザナルカンドで暮らしてたころの暴露話で、大層盛り上がった。
アーロンの知らないところで、実はモテていたという衝撃(?)の事実も飛び出した。
一通り食事も済んで騒いだ後、みんな思い思いの場所に移っていった。
アヤは、今夜はよく晴れて月がとても綺麗だから、お月見をしようとアーロンを誘った。
ふたりきりだろうなと、眉間の皺を一層深くしたのには、思わず笑ってしまった。
上着を取ってくるから先に外にいってくれと伝え、部屋に引き返した。
旅行公司から少し離れた場所でアーロンは座って月を眺めていた。
10年ぶりか、生まれた日を誰かに祝ってもらうのは。
ブラスカとめぐり逢ってからは彼が。
アヤと知り合ってからは彼と彼女が。
今更という気がしないでもないが、正直気分は悪くなかった。
後ろから聴こえる足音に振り返れば、そこに立っていたのは酒をのせた盆を持ったユウナだった。
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