類は友を呼ぶ
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「ようアーロン、ほんとにアヤちゃんどうやって口説いたよ。おしえろよ」
まだ息を切らせながら、ジェクトはもう一度聞く。
「答える必要はない」
にベもなく言い放つアーロンに、しつこく喰い下がる。
「いいじゃねぇか、色男」
アーロンは横を向いて、無視を決め込む。
「アヤちゃんに聞いちまおうかな~」
「よ、よせ!」
「じゃあ、おしえろよ」
してやったりと、ニンマリ笑った。
「ほ、他の僧兵に言い寄られていたところを、助けたんだ」
「それで?」
「それだけだ」
「な~んだ、つまんね」
「貴様が言えと言ったのだろう。つまらんとはなんだ!」
「あ~はいはい」
尚も続くアーロンの小言に、ジェクトは耳を小指でかきながら、適当に頷いた。
「しかし、アーロンセンセエも隅に置けないねぇ。
いかにも硬派って顔して、やることやってんじゃねぇか。
しかも、あんな可愛い娘とさ」
「やってるとか言うな」
「照れることねぇだろ」
「いいから、余計な事は言うな!」
「あぁん?なんでだよ」
「なんでもいいから言うな!」
怪訝な顔をしていたジェクトが、ニヤリと意地を悪い笑みを浮かべた。
「さてはアーロン、おまえまだーー」
「う、五月蝿い!」
「へ~そうかー、ふ~ん」
顎に手をあてて、ばつが悪そうに視線をそらすアーロンを執拗に見つめた。
そこへ、ブラスカがアヤとユウナと一緒に姿を見せた。
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