アーロンの髪が長い理由
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「なぁなぁアーロン、どうよ同棲生活は?」
「いいな~若い娘と同棲か~毎晩やりたい放題なんだろア~ロン」
ニヤけた顔で、アーロンを小突いた。
アヤと生活を共にするようになって、一週間たつ。
毎日のように冷やかし、やっかみの声を浴びせられる。
僧兵達にバレれば、こうなる事は容易に想像出来たので、周りには黙っておこうと口裏を合わせていたのだ。
それなのに、よりによってあの人に裏切られるとは!
『やあ、アーロン。アヤとの同棲生活は上手くいっているかい?』
『ブ、ブラスカ様!?』
それはそれは爽やかな笑顔で、寺院中にバラしてくれた。
「うるさいぞ!お前ら!」
尚もはやし立てる僧兵達に、やってられんとその場を立ち去った。
きっと自分が居ない所でも、肴にされているのだろう。
まぁ、アヤにちょっかいを出す輩がいなくなった点は、喜ばしい事だが。
寺院を後にして家路を急ぐ。
一緒に暮らしているとは言え、僧兵としての任務で家を空けることが多く、淋しい思いをさせている。
街からだいぶ外れた場所にある家が見えてきた。
最小限の水回りと台所、部屋はふたつ。
小さな家だが、ふたりで暮らすには充分だった。
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