11話 罪と罰
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ティーダは立ち上がると、楽しそうに言った。
「それじゃあ、俺と一緒だ」
仲間が出来たと、ユウナの顔を覗き込む。
「『召喚士がそんなことではいけませんぞ』」
ユウナは目を丸くした。
「似てた?」
「マイカ総老師?」
「そ!」
得意げに胸を張るティーダに、ユウナは笑い出した。
「ダメだよ、そんな失礼なこと」
笑いながらティーダを咎める。
ティーダは、ユウナだってと言いつつ、大笑いした。
「あのさ」
立ち上がったユウナに、真剣な顔で話しかける。
「試合中は、試合のことだけに集中しないと、ピリッと動けないんだ」
「うん」
ユウナも真剣な顔で返事をする。
ティーダは額に手を当てると、ウロウロ歩き回って何やら考えていた。
と、突然脚を止めると、遠くを見渡し
「最前列、右から5番めの女の子かわいい!とか、デートするならどこいこ~とか、考えてると負けちゃうんだよな。
だからさ、ユウナも先のことは、後でゆっくり考えるっスよ。
面倒くさいことは、シンを倒した後でいいだろ」
今、何も知らない彼に全てを打ち明けたら、どんな顔をするだろう?
なんて言ってくれるだろう?
私は、彼に言われる言葉に、どう返事をするのだろう?
「ーーそうだね」
決心がつかなかった。
「でもさ、あんなデッカイの、どうやって倒すんだ?」
「究極召喚」
急に空気が張り詰めた。
ティーダはそのピリピリとした空気に、緊張をした。
「シンを倒しうる唯一の力、【究極召喚】その力を身につけるのが、私たち召喚士の旅の目的なの」
自分を見つめるティーダを、ユウナも強い視線で見返す。
「究極召喚の祈り子様は、北の果てで召喚士を待っているの。最果ての地、ザナルカンドで」
「ザナルカンド!?」
いつの間にか夕陽は沈み、風が吹き始めた空は、夕明かりのオレンジ色に夜の帳(とばり)が降りて来ていた。
少し肌寒く感じる腕に、鳥肌が立った。
「勘違いするな。千年前に滅んだ、都市の遺跡だ」
「アーロン」
ティーダは半信半疑で、ユウナに確認する。
「本当に、遺跡なのか?」
「そう聴いているけど・・」
「信用出来なければ、自分の眼で確かめることだな。ユウナ、風が出て来た。そろそろ中へ入れ」
踵を返し、旅行公司へ戻って行った。
「ザナルカンド、一緒に行けるかな・・」
「うん、行く。行って自分の眼で確かめるよ」
それは俺のザナルカンドじゃないって、確かめるために
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