10話 旅の再開
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向きになって笑うティーダを見て、ユウナは困ってしまった。
「何もそこまで・・」
ティーダはユウナの困った顔を見ても、笑いを止めなかった。
大きく息を吸い込み、更に声を上げた。
それを見ていたユウナも、段々笑いが込み上げてくる。
尚も大声を張り上げるティーダの横に立つと、腰に手を当てて一緒に声を出した。
二人でひとしきり声を揃えて笑うと、顔を見合わせてまた笑った。
練習ではない、自然な笑顔で。
「おっかし~」
涙を浮かべて隣を見れば、ティーダは笑い過ぎで腹を押さえて苦しそうにしていた。
「ユ、ユウナの、せいだろ」
いつものティーダに戻ったのを見て、ユウナは呟いた。
「ありがとう」
「へ?」
「笑いながらーー旅したいんだ」
不思議だった。
とても大事な旅だって事は、みんなを見ていてなんとなくわかった。
でも何でそんなに・・・
最後の旅じゃあるまいし。
「もし、ダメそうな時は指笛吹いて。そしたら私、飛んでいく」
ユウナのたおやかな笑みに、ティーダは頷いた。
「うん」
「じゃ、いこうか」
揃って振り向けば、全員の目が二人に注がれていた。一瞬の沈黙の後
「何みてんだよ」
「おまえたち変になったかと、心配したんじゃねえか」
ワッカは真顔で言った。
「大丈夫。それでは召喚士ユウナ、これよりジョゼ寺院目指して出発です。
ガードの皆さん、よろしくお願いします」
誰ともなしに頭を下げた。
「シンの事ーーあの子に話したの?」
ワッカとじゃれ合うティーダを眺めながらアーロンに問う。
「あぁ」
言葉少なに答えるアーロンに、アヤは
「気持ちの切り替えが早いのは、父親譲りかしらね」
「そうかもな。それに」
「それに?」
「アイツも、独りじゃないしな」
ティーダの隣りで笑うユウナを見た。
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