9話 際会 2
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「ホントに、出発しちゃうんですか?」
「ゆっくり休んだ方がいいですよ」
中央広場で、ワッカはオーラカの面々に別れを告げていた。
傷はユウナに回復魔法で治してもらったが、試合の疲労は抜けきれていない。
みんなはそれを心配していた。
「ユウナの旅は先を急ぐ。休んでるわけにはいかねえんだよ」
「でも・・」
情けない声に、ワッカは最後の喝をいれる。
「シャキッとしろおまえら!ブリッツのシーズンは始まったばっかだろうが!そのシケタツラはなんだ!」
ワッカは、大事に抱えていたクリスタルのトロフィーを手渡した。
始めて手にした優勝の証し。
「じゃあな、元気でやれよ」
「「うっす・・」」
寂しさで、ろくに声も出ない有り様だ。
「声が小さい!」
「「うっす!!」」
みんなにやっと笑顔が戻り、いつものオーラカになった。
ワッカも笑顔で手を上げ、ユウナたちが待っている場所へ向かった。
中央広場を抜け、街はずれに出る。
そこにある階段を登ると、途中の展望台にユウナとルールーとキマリが待っていた。
階段を登りきれば、そこから先はミヘン街道だ。
ワッカが歩いて来るのに気づき、ユウナが声をかける。
「もう、いいの?」
「あぁ。これからは、ユウナのガード一筋だ」
「じゃあ改めて。ワッカさん、よろしくお願いします」
ユウナはぺこりと頭を下げた。
「こちらこそ、何卒よろしくお願い致しますっと」
ユウナの気遣いに感謝しつつ、ワッカも深々と頭を下げた。
頭を上げるとルールーに向き直り、話題を変えた。
「で、あの魔物は一体なんだったんだ?」
ルールーは、お手上げとばかりに首を振った。
「ぜんぜん。どこから入り込んだのか不明。シーモア老師のご活躍でマイカ総老師はご無事。情報はそれくらいね」
その時の事を反芻するように、ユウナはつぶやいた。
「シーモア老師の召喚獣・・すごかったな」
人気のない5番ポートまで、アーロンとティーダは移動していた。
立ち止まったアーロンに、ティーダはいきなり噛みついた。
「わかってんのかよ!全部あんたのせいなんだ。
シンに呑み込まれたのも、スピラに放り出されたのも、ザナルカンドに帰れないのも全部!全て!みんな!
何もかもあんたのせいだ」
自分にぶつけられる激情に、アーロンは腹の底から笑った。
「ふーーハハハ・・ハハハハハハッ!!」
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