9話 際会 2
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ジェクトの息子ーー
アヤは、弾かれたようにアーロンを見た。眼を見開いて、彼に詰め寄る。
「アーロン!あなた自分が何をしているか、わかってるの!」
その眼差しに、アーロンはアヤも、全てを悟っていると直感した。
「わかっている。だからーー」
アーロンは言葉を切ると、ティーダを見た。
アヤもアーロンの視線に気付き、ティーダを見る。
「コイツを此処へ連れて来た」
ふたりに見つめられて、ティーダは訳がわからず立ち尽くした。
話についていけず、三人を見比べていたワッカが叫んだ。
「おわっ!アーロンさん!」
スタジアムに散っていた魔物が集まって来て、再び囲まれた。
「ちっ」
数の多さに、アーロンが舌打ちをした。ガルダが飛んでいるのが厄介だった。
「話は後だ。ティーダ!ワッカ!手伝え!」
「「おう!」」
四人が構えると、避難した筈のシーモアが、貴賓席に現れた。
四人を一瞥すると、自らの召喚獣を呼び出した。
束縛されし、暗黒の力を持つ召喚獣『アニマ』
全身を鎖に縛られ、左目から対象物を爆発させる力を放つ。
アニマは、甲高い悲鳴のような耳障りな声をあげると、その圧倒的な攻撃力で、スタジアム内の魔物を次々と幻光虫に変えた。
逃げ遅れていた観客たちの眼は、畏怖と尊敬の念をいだいてシーモアに集まった。
その様子をシーモアは満足そうに見渡すと、手すりから、自分を見上げている四人を覗き込み、声をかけた。
「アヤ殿、此方へ来ていただけますか?この騒ぎのことでちょっとーー」
そう言うと、そのまま奥へ消えた。
「なんだよ、俺たちは無視かよ」
ティーダがふてくされた顔でぼやく。
立ち去ろうとするアヤに、ワッカは慌てて伝えた。
「アヤさん、ユウナに会ってやって下さい。街外れのミヘン街道へ抜ける道で待ってますから」
アヤはワッカの声が聞えた筈だが、振り向かずにそのまま歩いて行ってしまった。
アヤを見送ると、アーロンは刀を肩に担ぎ、ティーダに近寄った。
「俺も、コイツに話がある。ちょっとこい」
「俺も、あんたに言いたいことがあんだよ!」
息巻くティーダを、アーロンは受け流した。
ワッカは理由もわからず、3人を見送った。
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