8話 際会 1
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『あぁっと、ワッカ選手です!元気に復帰してきました!
オーラカの選手が、嬉しそうにワッカ選手のまわりに集まります。
さぁ~オーラカ反撃なるか!?』
「これで、勝敗がわからなくなったのう」
「はい。マイカ総老師在位50周年記念大会に、相応しい盛り上がりです」
マイカは満足そうに頷いた。
その顔を、どこか冷ややかにアヤは見ていた。
「オーラカが、勝ちます」
普段、自分から積極的に話さないアヤの唐突な発言に、シーモアは驚いた。
「アヤ殿ーー」
『あ~!!ワッカ選手にパスが通りました。そのままシュートだ!』
シーモアも、思わずプールに目をやった。
『決まりました!オーラカ、信じられない勝利です!
ブリッツボールの歴史に、新たな伝説が生まれた瞬間です!!』
勝負が決まり、観客はさらに湧いた。
『ゴワーズ敗れました!ビサイド・オーラカ、初優勝です!!』
勝利の喜びと歓声に、ワッカは感無量だった。
そこへ、先ほど自ら退場したティーダが、プールに戻ってきた。
ワッカに近づくと、笑顔でハイタッチをかわす。
観客はその姿に、惜しみない拍手を送った。
そのまま、プールから出ようする二人の前に突如、魔物が出現した。
それを見た観客席は、騒然とした。
観客席に移動していた、ユウナとルールーとキマリは唖然とする。
「何が始まったの!?」
ルールーの叫びに、答える者はいなかった。
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