8話 際会 1
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「大召喚士ブラスカ様の娘が、究極召喚の旅に出たそうですね」
「あぁ、それで、寺院を離れたいと言い出したのだな」
「宜しいのですか?手放してしまって」
「構わん。充分利用したしな。それに、あの女が居てもシンは襲ってくる。かえって邪魔だ」
「ひどい方ですね、貴方も」
「も?それは、わたしと誰のことを言っているのかな?」
心なしか、楽しそうに問いかけた。
「・・・」
「まぁいい。あの女に伝えておいてくれないか、『好きにしろ』と」
「わかりました、必ず」
見送ったあと、話題の女性の到着を待った。
あの男のように利用するつもりはないが、女性として興味はあった。
悲しみを内に秘めながら、今尚、ひとりの男を愛し続けるアヤに。
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