エピローグ
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ユウナが姿を現すと、スタジアムのざわめきは大歓声に変わった。
貴賓席から民衆を見渡したユウナは、改めて 永遠のナギ節 を齎したことを実感した。
ひと呼吸置くと、ユウナは口を開いた。
「多くのーー数え切れない犠牲がありました。何をなくしたのかわからないくらい、たくさん・・なくしました。
そのかわり・・もう、シンはいません。もう、復活もしません」
そう宣言すると、拍手が響く。
「これからーーこれからは、私たちの時代・・だよね!不安なこと、いっぱいあるけど。時間もいっぱいあるから。
だから、大丈夫だよね。力を合わせて、一緒に歩けるよね!」
つづく言葉に、歓声が沸き起こる。
後ろに立つガードたちは、ユウナの背中を頼もしく見つめる。
ユウナは、振り返ってガードたちを見た。
いつもいてくれた キミはいないーーー
「ひとつだけーーお願いがあります」
青い空を見上げた。
「いなくなってしまった人たちのこと、時々でいいから・・・」
月の浮かぶ泉
舞い上がる幻光虫
零れ落ちる涙を 掬い上げてくれたキミ
「思い出してくださいーー」
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