最終話 夢の終わり
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揺らいでいるキミの腕が、後ろから私を抱きしめる。
とても優しく
とても愛おしく
あの時の 熱い体温はないけれど キミの 熱い想いが伝わってくる
消えていく髪 胸 掌 唇
キミの抱擁は 幻影なんかじゃない
私をすり抜けたキミから
キミの心が 私を想う キミの心が
私の心に満ちて・・・・・
さみしいけれど
哀しいけれど
とても 幸せになった
船首に向かって歩いて行く背中を、ユウナは、瞬きもせずに見つめた。
ティーダは振り返ることなく、光の海に飛んだ。
空に浮かぶ海が消えた時、地上では永遠のナギ節を知った人々の歓声がスピラを覆うだろう。
金色の中を進むティーダは、それが聞こえた気がした。
ーーなあ。俺、あんたに胸はって会いにいって、いいよな
ジェクトの姿を想い描き、笑った。
終
