最終話 夢の終わり
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シンがベベルに現れてから、半日が経った。街は、すっかり夜の帷に包まれている。
眠りにつく時間はとうに過ぎていたが、家に戻ろうとする者はいない。
不安と期待に心は高揚し、誰も彼も、暗い空に浮かぶシンを見上げていた。
やがて、暗闇の中
主を失い蛻の殻となったシンが、ゆっくりと落下し始めた。
それに気づいた住人たちから、歓声とどよめきが上がる。
「おおおーーーーっ!!!!」
ベベル寺院のすぐ上まで落下した時、轟音と共にシンの身体は破裂した。
一瞬にして、シンは無数の幻光虫になり夜空に散った。この星すべてを、覆い尽くすほどに。
それは・・・・・スピラの空を、
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