51話 終焉
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究極召喚獣は横に大きく剣を振った。
オオオオオオオオーーーー!!!
「うっ!!」
「きゃあっーー!!」
「アヤ!!」
剣は辛うじて避けたが、あまりの風圧に、前列にいたアヤが吹き飛んだ。
振り返って叫ぶアーロンに、アヤは気丈に立ち上がる。
「平気よ!!」
「召喚獣を呼びます!!」
召喚獣なら、ダメージを与えられるかもしれない。ユウナは、ロッドを掲げる。
「無駄だ!!」
「でもっ!」
「ヤツは究極召喚獣だ。どんな召喚獣もヤツには叶わん!それにーー」
アーロンは、ティーダに一瞥をくれる。
「ユウナ!こいつは、俺の手で倒したい。いや、倒す!!!」
「ーーうんっ!」
とはいったものの、究極召喚の攻撃は一撃一撃が重く激しく、ティーダたちは防戦一方になっていく。
「くっ!」
「一瞬でも、動きが止まれば!!」
攻撃を避けながら、ジリジリと後退する。その時、ティーダが叫んだ。
「もう、あんたには絶対負けねえっ!!!!!」
その声に、一瞬動きが止まる。
「いまだっっーーー!!!!!」
「みんな!目えつむって!!」
後方から、リュックが究極召喚の顔目掛けて閃光弾を投げつけた。
アアアアアアアアアァァァァーーーー!!!!!!
突き刺すような眩しさに、究極召喚は顔を覆って身悶える。
「アヤさん!!」
「わかったわ!!」
閃光が消えると、ワッカとアヤは剣を持つ左腕を攻撃した。
「ユウナ!」
「天の光よ、すべてを砕いて!!」
ユウナとルールーの電撃が、追い討ちを掛ける。
まだ目を開けることの出来ない究極召喚獣は、剣を手放してしまう。
そこへ、アーロンとキマリが走りこむ。
「えやぁっ!!」
「ティーダ!!」
斬り付けたふたりが道を開けると、ティーダは走りこむ。
「うぉおおおおおおおおおおおーーーーーっっ!!!!!」
深く刺さったフラタニティに、究極召喚獣は完全に動きを止めた。
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