49話 永遠の陥落
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「おっし、発射!!」
再度発射されたエネルギー波は、シンの左前足に命中した。
結合を溶かれた幻光虫が、波しぶきのように白く輝く。
まだ形を遺している足は、海に消えていった。
両足を失ったシンに、一同は歓喜した。
「すごいッ!!」
「このまま一気にやっつけちゃえ!!」
そこへ、ブリッジにいるシドとアニキの声が聞こえた。
『アホぬかせ!!これからじゃねえかっ!!』
「何?」
『ーーーーーーー!!』
『なんだと!?』
「どうしたんだよ!?」
アニキが叫んだアルベド語が解らず、ワッカはリュックに尋ねる。
「主砲・・壊れちゃったってさ・・」
申し訳なさそうに、リュックは答えた。
「マジかよ・・」
ガックリと肩を落とした。
『かぁ~~仕方ねえ、おまえら戻れ!!作戦練り直~し!!』
シドの声に、ティーダは
「いーや、行くッス!!勢いがある時は、勢いにのるッス!!
これ、ブリッツの鉄則!!オッサン!!シンに近づいてくれ!!」
力強く叫んだティーダの隣に、アーロンが並んだ。
飛空挺が、ぐんぐんシンに接近して行く。
アーロンは、心底楽しそうな声で言う。
「なんとも無謀だがーー痛快な作戦だ」
そう言うと、赤い服をはためかせてシンに向かって飛んだ。
呆気にとられていると、今度はアヤが並んだ。
「フフ・・カッコ良かったよ!」
微笑んで、アヤも飛んだ。
ふたりがシンに飛び移ると、次々と後に続いた。
「ティーダ、ロンゾの心意気を見ろ!」
「やったるかあ!!」
「まったくーーあんたといると、退屈しないわ」
「お先にっ!!」
「がんばろう!!」
「ちょ、ユウナーー!」
先を越され、ティーダは地団駄を踏む。
「待てよ!エースは俺だっつーの!!」
思い切り飛空挺を蹴り、ティーダは空に跳んだ。
.
