48話 思い出
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【誓いのキスのあとは】
「おめでとー!アヤ!」
「おめでとうございます!アーロンさん!」
誓いの口づけを交わした二人に、次々と祝福の言葉が掛けられた。
アヤは幸せな笑顔で、それらを受け取った。
ティーダは、先ほど飛空挺のモニターで見た、アーロンの甘えた姿を思い出しニンマリと笑う。
「アヤ、ザナルカンド式のお祝いをしてもいいかな?」
ティーダの不自然な程の満面の笑みに、アーロンのこめかみがぴくりとする。
「ザナルカンド式?」
「そっ!!」
疑問符を浮かべるアヤに、ティーダは大きく頷いた。
「いい?」
「あ、うん」
ずいっと迫る彼に、戸惑いながら頷いた。
アヤが承諾すると、ティーダの眼が一瞬、アーロンを見て意地悪く笑う。
「ま、待て!!」
嫌な予感がし、慌てて止めようとしたが
「Congratulations! Happy Wedding!」
ティーダは顔を寄せる。
「え?」
目を見開いたアヤの頬に、キスをした。
アヤは真っ赤になって、ティーダの青い瞳を見つめた。
「これが、ザナルカンド式ッスよ」
端正な顔で見つめられ、思わず言葉を失う。
「あたしもする~~!」
「えっ!?」
「ちょおっと待つッス」
アヤに抱きつこうとしたリュックを、ティーダは止める。
「え~なんでえ?」
「女子は、花婿にするッスよ」
「そうなの?」
ユウナが聞き返すと、ウンウンと頷く。
「おめでとうございます!」
「ユウナーー」
待てと言う間もなく、ユウナはアーロンを引き寄せ、左の頬にキスをした。
それを見たリュックが
「オッチャン、ありがたく受け取れ!」
呆気にとられたアーロンの、右の頬にキスをする。
「じゃあ、私も」
「ルールー、よーー」
彼女の豊満な胸が身体に押し当てられ、ルージュで艶めく唇が頬に触れた。
アーロンの顔が赤くなる。
それを見たアヤは、クスクスと笑った。
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