48話 思い出
夢小説設定
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「知らなかった・・」
ユウナはまた、モニターを見上げた。
ルールーは、モニターのアヤに優しい笑みを向ける。
「きっと旅の間、唯一ふたりきりになれる時間だったのね。で、髪を結び終わるとねーー」
髪を結び終わったのか、アヤがアーロンの首に腕を絡める。
アーロンは、片手で彼女の腰を抱き寄せた。
「ひゃ~~!!」
口づけを交わすふたりに、リュックが照れて顔を赤くする。
ワッカはニヤニヤと笑った。
「やるねえ、アーロンさん」
顎に手を当て、感心したように言う。
「なんか、悔しい」
拗ねた顔で、ユウナはルールーを見る。
「え?」
どうして?と、ユウナを見た。
「ルールーが、私の知らないアーロンさんとアヤさんを知ってるのが」
子どものようなユウナのヤキモチに、ルールーは一瞬目を見開いた。
が、すぐに勝ち誇ったように笑みを浮かべた。
「ふふっ」
その時ティーダが、何か思いついた顔で、ユウナの肩を掴んだ。
「ユウナ。今日は、ユウナが迎えに行こう!!」
「えっ!?」
悪戯っぽく笑う彼に、すぐにユウナも微笑む。
「そうだね!」
「行こう行こう!」
ユウナの横で、リュックがはしゃぐ。
「皆で、行きましょう」
ルールーが言うと、キマリの尻尾が揺れた。
「おう、皆で冷やかして来いや!!」
シドの声援を受け、皆はブリッジを出た。
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