47話 アナタの腕の中でみた夢
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「あ・・実はできたの・・赤ちゃん・・」
「「ほんと~~!!!!」」
アヤの報告に、リュックとユウナが揃って歓声をあげた。
「そうか・・おめでとう。アーロン、アヤ」
「ありがとうございます」
ブラスカが静かに祝いを述べると、アーロンは頭を下げる。
「ね、ね、何ヶ月なの?」
リュックが目を輝かせる。
「3ヵ月に入るところよ」
「アヤさん、来月のお式大丈夫ですか?」
来月挙げるユウナとティーダの結婚式に、2人も招待されていた。身重の身体で遠出は辛いのではないかと、ユウナは心配する。
「大丈夫よ、悪阻も軽いの」
「そうですか!良かった・・」
ユウナが胸を撫で下ろすと、リュックが突然大きな声を出す。
「あ~!!だからおっちゃん私たちがアヤに抱きつこうとしたの止めたんだ!!」
リュックに図星を指され、アーロンはすまなそうな顔をする。
「ま・・まあな」
「アーロン、心配し過ぎなのよ。お風呂もひとりではいれないのよ」
「おっちゃん、やらし~~」
非難の眼差しにたじろぐ。
「風呂場で滑ったらあぶないだろう!!」
「ほんと~?」
「アヤ!!」
アヤまでリュックと一緒になって冷やかし始め、思わず声が大きくなった。
「あぁ~うぁ~」
それまで大人しく抱かれていたイナミが、手を上下に動かす。
「ほらほら、アーロンさんもアヤさんも。イナミがやめてって言ってますよ」
「う・・・」
困った顔でアーロンが黙ると、イナミは機嫌を直した。
「赤ん坊って、周りのことを結構理解してるんですよ。だから・・・」
ルールーはアーロンからイナミを受け取る。
「お二人とも、今まで以上に仲良くなさってくださいね」
「ルールー、それなら大丈夫だよ。いまだにラブラブだもん、この2人」
やってらんないと、肩を竦めて掌を上に向ける。
「リュックこそ、彼とうまくいってるんでしょ?」
その時、観光客の間から歓声が上がる。皆が次々にエボンの祈りを捧げる中、長身のグアド族が姿を現した。
こちらに気づくと、満面の笑みを浮かべた。
「これは皆さんお揃いで」
「「シーモア老師!!!!」」
リュックとユウナが、黄色い声を上げた。
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