6話 傷痕
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寺院の中に安直されている、オハランドの像の前でワッカは祈った。
寺院の奥から、一組の男女が出てきた。ユウナに気づき、近づきながら声をかける。
「あなたも召喚士?」
「はい、ユウナと申します」
「ドナよ。あなたが大召喚士、ブラスカ様の娘ね。あらあらあらあら…」
呆れ顔で一同を見渡した。
「この人たち、全員あなたのガ-ド?ぞろぞろとみっともないわね。
ガ-ドは量より質。数に頼るなんて、浅はかね」
皮肉を言うドナに、キマリは庇うように前に出た。
「ガードの人数は、信頼出来る人の数と同じです。自分の命を預けてもいいと思える人の数です。
もちろん、あなたの考え方だって間違いではないと思います。
だから…ドナ先輩、私たちのことは放って置いてください」
「勝手にしなさいよ!行きましょ、バルテロ」
ユウナに言い返され、悔しそうにドナは出て行った。
「ふぅ…」
ユウナはほっとして、息を吐いた。
祈り子の間に降りるために、一行は昇降機に乗り込んだ。
が、ティーダはキマリにはじき出された。
「お?なんで?どうして?」
「『ガード』じゃないから」
不思議がるティーダに、『ガード』をことさら強調して、ルールーが言った。
「なるべく早く戻るから、待っててね」
ユウナが慰めるように言うと、ティーダは嫌そうな顔をした。
「また、1日かかったりするんじゃないの~?」
げんなりした顔で言った。
一度、下に降りた昇降機が戻ってきた時、背後から声が聞こえた。
「ユウナは?」
ドナだった。ティーダは、無言で昇降機を指差した。
「あなたは、何をしているわけ?」
「ガードじゃないからな、俺。入っちゃっだめなんだろ?」
「ふ~ん、ガードじゃないんだ」
意地悪い笑みを浮かべた。
隣にいたガードのバルテロが、ティーダを担ぎ上げて昇降機に放り投げた。
「いて!なにすんだよ!」
「仕返し」
ドナは妖艶に笑った。
「はあ?」
昇降機が動きだした。
「まずいよ、ガード以外立入禁止なんだろ~?」
考え込んでいるうちに、昇降機が止まった。
「ま、ここまで来ちゃったらおんなじか?」
至って気楽なティーダであった。
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