6話 傷痕
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キーリカの森を歩いていくと、やたら討伐隊の姿を見かけた。
「なぁワッカ。討伐隊の数、多くないか?」
「シンに襲撃された地域は、魔物の数が増えるんだ。だから、警戒しねえとな」
「ふ~ん、大変なんだな」
森を抜けると、長い石段の前に出た。
「フッフッフッフ」
ワッカはティーダを見ながら、腕を組み笑った。
「なんだよワッカ、気味が悪いな」
「この石段はな、由緒正しき石段なのだ。オハランド様が現役時代に、ここでトレーニングしたのだ」
その言葉に見上げれば、石段は、遥か彼方まで続いた。
ティーダは思わず、目眩がした。
気を取り直して、ワッカを見る。
「勝負ッスね。俺に勝てると思ってんの?」
オーラカを見渡して、不適に笑う。
「ユウナ、頼む」
一列に並ぶ、一同の横に立ち、手を上げる。
「よぉい!」
そこまで言うと、笑い声をあげながら、先に石段を駆け上がっていった。
「あ!ずっこい!」
ワッカの声に、オーラカが走った。
「え?え!?」
ティーダは置いてきぼりを食らった。
「いつまでも、子供ね」
ルールーは、ため息をついた。
後を追いかけると、ワッカの怒鳴り声が降ってきた。
「ティーダ!早く来い!!シンのコケラだ!」
ティーダは、ルールー、キマリと共に走った。
石段の途中に、巨大な卵の殻のようなものがいた。
石畳みを突き破り、左右に触手がうごめいている。
「いくわよ!」
ルールーがファイラを放った。
「え!?」
火柱が、左右の触手に吸収された。
「だめだわ、魔法が効かない!」
「あの触手を、先に倒さね-とだめみたいだな。キマリ!左を頼む!俺とティーダは右だ!」
「了解!」
「わかった」
三手に分かれて攻撃した。
触手の攻撃で出来た傷を、ユウナがケアルで処置していく。
「倒したぜ!」
「こっちもだ」
その声を合図に、ルールーが魔法を放つ。
触手を失い、硬い殻を開いたコケラは、ルールーの魔法に消滅した。
「きっつぅ~」
ティーダは肩で息をしていた。
見回すと、自分以外は涼しい顔をしていた。
「みんな、余裕ッスね」
「悪かった。ついおまえを呼んじまった」
「ガ-ドは大変ッスね」
「おまえ、バトルの方も才能あるみたいだな」
ワッカは心なしか、楽しそうだ。
「やめてよ!」
ティーダはとんでもないとばかりに、否定した。
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