41話 ベベルへ
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「キマリ、教えじゃシンを倒せないよ」
今更な答えに、二人は驚く。
もう究極召喚はない。
教えが示す方法は、使えない。
二人からそれを感じとったキマリは、そうではないと、首を振る。
「教えの中に、答えはない。答えは、教えの外にある。
教えの中と外を知れば、答えは見つかる」
「教えか・・」
ユウナは唇に指を当て、考えをめぐらせる。
「キマリなら、マイカに聞く。力ずくでも、喋らせる」
キマリの意見に、ティーダは一条の光を見い出す。
「それだ!キマリ、すげえよ!」
「ふん!」
キマリは、誇らし気に胸を張った。
「マイカに会えるか、キマリにはわからない」
「どこに逃げたって、この船で追いかければいい!」
ティーダは船の柱を、バンッと叩いた。
「消えてしまったら、追いつけない。ベベルに行くしかない」
「『永遠に生きるエボン=ジュ』」
ソファーで試行錯誤していると、唐突にアヤが呟いた。
「永遠に生きる『エボン・ジュ』が、新たなシンを生み出すのみーー
そう、ユウナレスカは言っていたわ」
アーロンと、顔を見合わせる。
「恐らく、マイカはその答えを知っている」
アヤは頷いた。
「もう一度、ベベルへ行きましょう」
「おい、すんげえこと考えたぞ!」
ワッカが声を張り上げた。
ティーダたちが、何事かとソファーに集まる。
「あたしが思いついたんだよ!あたしに言わせなよ!」
リュックが、ワッカの口を塞ぐ。
それを払いのけたワッカが、興奮気味に話し出す。
「よーするにだな!」
「え~とねえ」
「唄がカギよ」
要領を得ない二人に、ルールーが言った。
.
