39話 過去への旅 別離
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【魂の行方】
エボン・ドームの前で、遺跡の上に座り込んでいた。
その間ーー
陽が昇り
陽が沈み 夜が来る
また 陽が昇り 朝が来る
何度、繰り返したのだろう
此処でこうして、俺は何を待っているのか
毎日見ていても、目の前の景色はこれっぽっちも変わりはしない。
きっと、この景色は変わらないだろう。
スピラの人々も、この景色のように、変わらないのか
是からも、召喚士は死への旅を続け
ガードは、シンに変わり果てて
スピラを破壊し続けるのか
この世界は
どうして、死の螺旋に陥ってしまったのか
そんなこと、考えてもみなかった
きっと、この旅がなかったら、考えようとしなかった
是から俺は、何をーーー
地面に黒い影が落ちた。
空を見上げる。
シンが、此方を見下ろしていた。
「ーージェクト」
やっと、気づいた
オレは 死んだのだ
終
