39話 過去への旅 別離
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旅が終わって、何をするでもなく。
ただ毎日を、ぼんやり過ごしていた。
寺院は、百年あまりなかったナギ節を
ブラスカは死んだけど、彼には三人のガードがいた。
ここ数年、顕著になっている寺院離れを、なんとかしようと
唯一所在のわかっている私を、寺院に置きたがった。
『伝説のガ-ドのいる寺院』
威厳を保つのに、もってこいのお飾り。
でも、そんなのまっぴらだ。
私に会いたいという人が、毎日、寺院に訪れてきたけど、全て断った。
旅から戻って半年くらいたった頃だろうか、無性に海が見たくなって、近くの海に出掛けた。
高台から、飽きもせず海を眺めていた。
夕明かりも、あとわずかで終わろうとしていた。そろそろ宿へ戻ろうとした時、それは突然現れた。
「ーー!!」
倒しても復活する。
わかっていた筈なのに、すぐには信じられなかった。
身動きも出来ないまま、声もなく見つめた。
なに?この感じ・・・
「えーーな、んで?」
それは、静かに海に掻き消えた。
何故、シンにジェクトを感じるの?
ジェクトは、祈り子になったんじゃないの!?
アーロンの失踪と、関係あるの?
ユウナをベベルへ連れて行ったロンゾに訊けば、何かわかるかもしれない。
でもーー
ユウナに逢うのが怖い。
アヤはシンが消えた海を いつまでも見つめた
.
