6話 傷痕
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誰かに呼ばれた
閉じていた瞼を、懸命に持ち上げる
まだ、陽は高いはずなのに
視界が暗い
「だれ・・だーー」
「私はキマリ。キマリ・ロンゾ。大丈夫か」
「ロ・・ンゾ族か・・」
「喋るな、いま、旅行公司に運んでやる」
うつ伏せで倒れている体を、仰向けにして抱え上げようとしたキマリは、あまりの傷の深さと、出血の多さに驚いた。
「キ、マ・・リ」
もう、指一本動かす力も残っていない。必死に声を絞り出す。
「た・・のみ、きい・・ほしーー」
次第に暗闇に堕ちていく瞳から、涙が溢れた。
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