5話 旅立ち
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「あんた、本当は何者で、どこから来たのかしらね…」
ルールーは美しい女だ。整った顔、女として魅了する見ごとな肢体。
目を奪われない者はいないだろう。
しかし、外見の美しさだけにとらわれれば、手痛いしっペ返しを喰らうだろう。
猛毒を持った、美しい蝶なのだ。
この女は。
よほどの覚悟を持って手を伸ばさねば、気づきすらないだろう。
船首で海を眺めていたユウナは、乗り合わせた乗客に取り囲まれていた。それを見たティーダは、ワッカに問い掛けた。
「ユウナの親って、有名人なのか?」
「大召喚士ブラスカ様の娘だ。寺院にも、御聖像があったろ?」
「あぁ、あれか」
「10年前に、シンを倒した大召喚士ブラスカ様。
ユウナは召喚士として、最高の血を受け継いでいるのさ」
ユウナは笑顔で、周りの声に答えていた。
「可哀想だよな。親が有名だと」
自身の経験を思い出していたら、つい口に出てしまった。
「へ?」
「この人に、そういう想像力を期待してもムダね」
ルールーは、冷たく言い放った。
「覚えとくよ、ルールー」
会ってからはじめて、ルールーと意見が合ったティーダだった。
ユウナの周りが落ち着いたのを確認して、後ろから近づいた。
気配を感じてユウナは警戒したが、相手がティーダだとわかるとホッとして、大きく伸びをした。
隣に並んだティーダに話し掛ける。
「風…気持ちいいね」
「うん」
「ブリッツの選手なんでしょう?」
ティーダの顔を覗きこんだ。
「それ、ワッカから聞いた?」
ユウナが頷くのを見て、ティーダはため息をついた。
「アイツ、絶対信じてないくせに」
苦々しく言ったティーダに、ユウナは明るく言った。
「私は信じるよ。ザナルカンドでは、夜でも光があふれていて大きなスタジアムがあって。
スタジアムでは、ブリッツボールの試合が開かれていて、いっつも超満員」
「なんで知ってんのさ」
ティーダは怪訝な顔をした。
「アヤさんと一緒に、ジェクトという人から聞いたの。父さんのガ-ドしてくれた人」
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