5話 旅立ち
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
滝の道と呼ばれる、両側に遺跡が残る道を歩き、船着場へと急いでいた。
不意に、声が聞こえた。
「何?」
頭上を仰ぎ見れば、遺跡の間を黒い影が一瞬横切った。
その影は、ティーダの前に唸りと共に降り立った。
鋭い爪が、地面にくい込む。
「キマリ?」
それには答えず、雄叫びを上げると、手にした槍で切りかかってきた。
「おわっ!?なにすんだよ!」
ロンゾの戦士として鍛えてきたキマリにとって、ティーダなど、赤子の手を捻るようなものだった。
防御で手一杯のティーダを、一方的に攻撃した。
「もういいだろ!!キマリ!」
見かねて、ワッカがキマリを止めた。
まだ納得出来ない様子で、ティーダを睨みつけていたが、仕方ないとさっさと歩き出した。
「なんだよ、アイツ!」
いきなり攻撃され、理由も話さず立ち去るキマリに、ティーダは憤慨した。
「私たちも、よくわからないんだ。キマリって、とっても無口だから」
「うん」
ユウナの説明に、ワッカが同調する。
「そういう問題かよ」
ようするに、キマリは俺を認めてないってことだよな。
それだけはわかった。
なんか、ムカつく。
砂浜を移動し船着場につくと、桟橋に村人が見送りに来ていた。
ユウナが別れを惜しむ間、ワッカは、これからの予定を説明した。
「これからこの船で、キーリカって島へ行く。
そこで船を乗り換えてルカへ向かう。
ユウナは、島の寺院でお祈りするから、俺はそのガ-ドをする。
ビサイドオーラカの必勝祈願もするから、おまえも来いよな」
「中途半端な計画」
ルールーが口を挟む。
「ムダのない計画」
ティーダに助けを求める。
「だろ?」
「俺にふんなよぉ」
「情けない声ださないの」
「「はい」」
時間がきた。
船から手を振るユウナに、寺院の僧が言う。
「長い旅路になるであろう。教えを信じ、心してゆくがよい。
旅立つ召喚士に、エボンの恵みがあらんことを」
俺たちは、こうして旅立った。
.
