24話 灼熱の黄砂
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「こっちこっち!」
ホームが近づいているせいか、リュックの足取りは軽い。
この砂山を越えれば、ホームが見えるハズ。
リュックは一気に駆け上がる。
「ーーあああああ!!」
悲鳴を上げるリュックに、皆は駆け寄った。
「リュック!どうした!」
眼前に広がる景色は、ホームと呼ぶには余りにも厳めしい、砂漠の要塞だった。
目隠しと魔物の防御の為の、大きな卵を放射状に切って並べ立てたような鉄壁。
だが、アルベドが機械を駆使して造り上げた要塞も、内部からの攻撃に壊滅寸前だった。
銃撃の音が響き、無数の魔物が飛び交うホームを見上げ、ワッカが悲鳴のように叫ぶ。
「あそこに、ユウナが居るってのか!?」
炎が上がり、黒い煙が其処かしこから吹き出している。
「早く助けなきゃ!」
.
