4話 青天
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
【海を染めた君の瞳 空と同じキミの瞳】
珊瑚が幾重にも重なった青い海で、ティーダは意識を取り戻した。
「リュック!」
慌てて辺りを見回したが、リュックも、サルベージ船も見当たらない。
呆然としていると、何かが、いきよいよく頭に当たった。
「いてっ!なんだよ~って、ブリッツボール!!」
「大丈夫かぁ~!?」
声の聞こえた方を見れば、浜辺に揃いの服を着た、数人の男達が立っていた。
「ひとー!!」
ティーダは狂喜し、飛んできたボールを蹴り返した。
ボールは男達の頭上を越え、空に吸い込まれた。
「よっ!ども」
近づきながら、手を上げた。
赤い髪の男が、信じられない顔で話しかけてきた。
「シロウトじゃないよな、どこのチームだ?」
「ザナルカンド・エイブス」
どよめきがおきた。
「どっから来たって?」
「悪い!今のナシ!」
リュックに言われた事を思い出して、慌てて否定した。
「俺さ、『シン』に近づきすぎてさ…その‥」
「シンの毒気にやられたか。でもこうして生きてるんだ、エボンの賜物だな。みんな、トレーニング続けてろ」
指示を出し、改めてティーダと向き合う。
「俺はワッカ。ビサイドオーラカの、選手兼コーチだ」
名乗ろうとしたティーダの、腹の虫が盛大に鳴いた。
「なんだ、ハラ減りか?おっし!村、行くぞ。なんか喰わしたる」
ワッカは笑うと、歩き出した。
.
