23話 湖底の大地
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【祈りの歌】
寺院を飛び出したティーダたちは、乗って来たスノーバイクを探した。
「ここに停めたのに、ないぞ!」
「あっ!あれ!!」
リュックが指差す方向に、壊れされたスノーバイクがあった。
「用意周到ね」
アヤは、銃をホルスターに納めた。
ワッカは、アヤの腰に捲かれたホルスターに、怒り出す。
「感心してる場合スっか!アヤさん!?」
エボンの民から、尊敬を集めている伝説のガ-ド。
「なんで、そんなもん持ってるんですか?!」
「道を壊したから、時間は稼げるわ」
アヤは、ワッカの怒りの相手をする気は、ないようだ。
「そういうことじゃなくて!」
「仕方ない、このままいくぞ。次の追っ手が来ると、面倒だ」
アーロンは歩き出す。
「アーロンさん!」
アヤが銃を持っていることを、気にも掛けないアーロンに、怒りの矛先が向く。
「今は、そのことを議論してる余裕はない」
アヤは、アーロンの後を歩き出す。
ユウナやキマリも歩き出し、ワッカも渋々、従った。
雪渓を歩きながら、ワッカ達はずっと黙っていた。
正当防衛とはいえ、老師を殺めてしまったことを、悔やんでいる。
そんな顔だった。
歩きながら、ティーダはアヤに話し掛ける。
「あのさ、アヤーー聞いても、いいかな?」
遠慮がちな声に、振り返らずに返事をする。
「ーーいいわよ。何?」
アヤの前を歩く、アーロンの背中を気にしながら、ティーダは俯く。
「ジスカルがシーモアを追放したって、ホントなのか?父親なのに」
前を向いたまま、アヤは頷く。
「グアドはね、異種間の混血を、忌み嫌う風習があるの」
ユウナの肩が、僅かに跳ねる。
「シーモアは、人とグアドの混血だから?」
シーモアの屋敷で、ルールーが言っていた。
「そうよ。シーモアは、忌み子扱いだったらしいわ」
「でも、トワメルはあんなに、シーモアを誉めてたじゃないか!」
「そうです!今だって、私達をシーモア老師の仇と追ってくるほどーー」
ユウナは、ティーダの言葉を肯定する。
「今はねーー」
「今は?」
意味合りげな言い回しに、ユウナは怪訝な顔をした。
「ブラスカのナギ節が始まるまで、母親と一緒に幽閉されていたそうよ」
「どこに?」
ティーダの質問に、アヤは考える素振りをした。
「ーーバージ・エボン寺院よ」
「えっ?!」
リュックが、驚いて声を上げた。
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