3話 暗転
夢小説設定
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ザナルカンドがないって、なんだよ。
じゃあ俺は、どっから来たんだよ。
オヤジや母さんは?
アーロンは?
スタジアムやブリッツの試合は?
みんな、夢か幻だってのか?
まさか時間を超えた?
千年も?
んなバカな!?
なんか、だんだん腹が立ってきた。
なんで俺が、こんな目にあわなきゃならないんだよ!
みんなアーロンのせいだ!
「あのさ、キミ、ブリッツの選手なんでしょ?」
ティーダの様子に、困った顔で、リュックが話しかける。
「うん」
ティーダは生返事をした。
「ルカへ行けば、なんとかなるかもよ。連れてってあげるよ!」
リュックは明るく言った。
「ルカ?」
「それからさ、ザナルカンドから来たとか、言わない方がいいよ。
あそこはエボンの聖地だから、怒る人がいると思うんだ」
ザナルカンドはエボンの聖なる土地…
なんのこってすか?って感じだった。
とりあえず、意味が分からないまま頷いた。
そのまま、手すりにもたれて、暗い海を眺めた。
すぐに帰れるって思ってた。
千年の時を超えたってか?
信じられるかっての
ぼんやりしていたら、大きな音がして、激しく船が揺れた。
意味のわからない言葉が飛び交う中、これだけはわかった。
「シン!」
海を覗き込もうと、身を乗り出したのがまずかった。
そのまま海に投げ出されて、シンに飲み込まれてしまった。
「またかよ・・」
意識が遠ざかった。
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