21話 冷戦
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【辿る平行線】
トワメルに案内され、シーモアが僧官長を務めるマカラーニャ寺院に着いた。
「ユウナ殿、よく来てくださいました」
穏やかな笑みを浮かべて、シーモアは丁寧な祈りでユウナを出迎えた。
「お出迎え、ありがとうございます。シーモア老師」
頭を下げるユウナに、シーモアは嬉しそうに目を細める。
「結婚の申し出でを快諾して頂き、大変嬉しく思っています」
微笑みながら歩み寄るシーモアに、ユウナは話を切り出す。
「そのことで、シーモア老師にお訊きしたいことがあります。答えてくださいますか?」
真剣な目で自分を見つめるユウナに、シーモアは手を後ろに組んで、顔を覗き込んだ。
「何なりと・・ユウナ殿」
開幕を告げるベルが、高らかに鳴り響く。
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