3話 暗転
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焚き火のそばでウトウトしていると、いきなり、広間の扉が吹き飛んだ。
驚いて身構えると、奇妙な格好をした4、5人の男女が乱入してきた。
素早い動きで、ティーダを取り囲み、銃を突きつける。
「なにすんだよ!」
明らかに、女とわかる体つきのひとりが、近づいてきた。
「ゾレン」
「え?」
鳩尾あたりに鈍い痛みを感じて、ティーダは意識を失った。
今度は船だった。
サルベージ船(沈没船の引き揚げ船)だって、説明された。
「あんたら、何者?」
単刀直入に聞いた。
「アルベド族だよ。キミは、どっから来たの?」
アルベド族なんて、知らなかった。
そのリュックって女の子に、ザナルカンドのこと、『シン』が襲ってきたこと、アーロンのせいで逃げ遅れたこと思いつくまま話したけど…
そのうち、なんだか不安になってきたんだ。
「俺・・変な事、言ってんのか?」
否定してほしいと、リュックの顔を見る。
「シンに、近づいたんだ・・」
「うん」
「大丈夫!きっとすぐに治るよ!」
ティーダを励ますように、強く言った。
「俺、病気ってこと?」
おそるおそる尋ねた。
「シンの毒気に、やられたんだと思う」
「え?どういう意味だよ」
「だって、ザナルカンドなんて、今はもうないんだもん!」
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