3話 暗転
夢小説設定
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気づいた時は、ひとりだった。
海から突き出た、遺跡みたいに古びた建物にしがみついていた。
「誰かいる~?アーロン!」
辺りを見渡したが、自分の声が反響しただけだった。
「わ~~~~~!!」
返事のないことに耐えられなくなり、思い切り声を張り上げた。
でも返ってくる声はなかった。
空を見上げると、稲妻が光った。
その光で、鳥が無数に集まっている場所が見えた。
とりあえず、そこに向かって泳ぐことにした。
途中、海の中で、でかい魚の化け物と出くわした。
なんとか逃げたけど、アーロンに剣を貰っていてよかったと、心底思った。
事態は、どんどん悪くなっていく。
夢も希望もありません。
そんな気分だった。
なんとか、崩れかけた建物にたどり着いた。
白い息を吐きながら進んでいくと、広間みたいな所に出た。
「さむいっス・・とりあえず火、火だ・・」
焚き火で暖をとって落ち着けば、次はこっちだと言わんばかりに、腹の虫が鳴った。
「ハラ減った~」
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