13話 スタンバイ
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ルッツはユウナたちに気づき、笑顔をみせる。
「通行許可が出たのか」
「うん。ガッタ・・かわいそうだったな」
「戦わずに済んで、運がいいじゃねえか。だいたい何で戦うんだ?主役はアルベドの機械だろ?」
ティーダの同情に、ワッカは皮肉った。
「はっきり言ってしまえば、俺たちの戦いはーー機械の準備が整うまでの、時間稼ぎだな」
「けっ!けーっ!」
ワッカは、討伐隊のぞんざいな扱いに、子どもじみた拗ね方をした。
「ワッカ・・もう話す機会がないかもしれないから・・謝っておきたいことがある」
自分に背中を向けるワッカに、ルッツは沈痛な面持ちで話しかけた。
「ルッツ、ダメ!!」
ルールーは、ルッツの言わんとする事を察し、遮った。
何のことかわからないワッカは、不信感を露わにした。
「何だよ」
「お前の弟を、討伐隊に誘ったのはーー俺だ。すまーーっ!」
ルッツが謝罪を言い終わる前に、ワッカは殴りつけた。
「ワッカ!落ち着け、ワッカ!!」
ティーダは慌てて、ワッカを羽交い諦めにして止めた。
「これが、落ち着いていられるかって!」
ワッカはティーダの腕を振りほどくと、地面に倒れているルッツを見下ろした。
ルールーは、ただ俯いていた。
「一緒にブリッツやっててよ、大会で一回でも勝ったら・・ルーに結婚申し込むって・・楽しそうに話してたのに。
ある日突然『討伐隊になる』だもんな」
涙こそ零していなかったが、ワッカは泣いていた。
事情をしらないアーロンとアヤは、見ているしかなかった。
「好きな女と一緒にいるよりも、そいつの近くに、シンを近づけさせないように戦う。
そっちの方がカッコいいかもって、あいつは言ってた」
起き上がりながら、ルッツが言ったチャップの言葉に、ルールーは顔を歪める。
「そんなの・・」
口篭もるルールーに、ワッカは訊ねる。
「ルー、知ってたのか?」
「この旅に出る前にね・・聞いた」
ワッカの顔が見られず、俯いたまま答える。
「はは・・ルールーのパンチも効いた」
その時、後ろからチョコボが近づいてきた。
「ルッツ、ミーティングだよ」
「悪い、時間だ」
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