12話 対決チョコボイーター
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旧街道南部を進むと、討伐隊のチョコボ演習場に出た。
そこで、討伐隊員とおぼしき人物と、言い争う女性を見掛けた。
街道沿いで揉めているため、嫌でも会話が耳に入る。
「シンを倒せば、文句ないだろ!」
「しかし、エボンの教えではーー」
「しつこいなぁ!」
相手は嫌そうな顔で、立ち去っていった。
ガックリしている彼女に、ユウナは見かねて声を掛ける。
「どうかされましたか?」
「召喚士様ーーですか?」
「はい、ユウナと申します」
「お会い出来て光栄です。私はシェリンダと申します。巡回僧を務めております」
「揉めてたのは、討伐隊の作戦のことか?」
ワッカの問いに、シェリンダは答える。
「機械を使うと聞いて、何とか止めたいと思いまして・・」
シェリンダは悲しく目を伏せる。
「まずいっすよね」
「使える物は何でも使えばいい。シンを倒せるとは思わないが」
アーロンに同意を求めたワッカだが、返ってきた答えは、期待を裏切るものだった。
アーロンの機械では倒せないと言う言葉は、決して機械を過小評価したものではない。
だが、それに気付いたのは、アヤ以外にはいない。
それを聞いて、シェリンダは怒りを露わにした。
「倒せる倒せないの問題ではないのです。教えに反することが、問題なのです!」
「そ、そうだよな」
シェリンダに圧倒されたワッカが、どもりながら同意する。
「でも、討伐隊の皆さんは、全く話しを聞いてくれません。私が僧として、未熟だからですね・・」
肩を落とすシェリンダに、ユウナは自分を重ねた。
「がんばりましょうね。私も駆け出しの召喚士で、まだまだ未熟者です。でも、自分のことを未熟だと言ってしまったら、言い訳みたいだと思いませんか?」
「そうですね!私、もっとしっかりしないと!」
元気を取り戻したシェリンダに、ユウナも嬉しそうに笑う。
「ありがとうございます、ユウナ様。
私、何だか上手くやれそうな気がしてきました。
巡回僧のお務めをがんばって、いつか寺院つきの僧になりますね」
手を振りながら去っていくシェリンダを見送り、ティーダは不思議に思った。
「なぁ、アヤ。あの人はシンを倒したくないのかな?俺は倒せるなら、どんな方法でもいいと思うんだけど」
「ーースピラは、道を外れ過ぎたのかもしれない…」
「どういう意味?」
「道を迷う時間が長ければ長い程、元に戻るには、手間がかかるってこと」
next あとがき.
