12話 対決チョコボイーター
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「アヤ、大丈夫か?」
アーロンの問い掛けに、アヤは返事をしなかった。
まだ、怪我が残っているのだろうかと、ユウナが心配そうに声をかける。
「アヤさん?まだ怪我ーー」
座り込んでいたアヤは、立ち上がると手にした剣で、自分の髪を切りはじめた。
「アヤさん!?」
「何をするんですか!?」
ユウナとルールーが慌てて止めるが、アヤは構わず切り続いた。
やや斜めに、不揃いな長さになった髪をとりあえず縛る。
腰のあたりまであった髪が、肩につく位になる。
「ユウナ、後で切り揃えてくれる?」
ユウナとルールーの心配をよそに、アヤは至って冷静だった。
「戦いの邪魔になるものは、要らないわ」
アヤの言葉にアーロン以外、呆気にとられていた。
「先を急ぐぞ」
アーロンは何事もなかったように、ガケ下の旧街道を歩き出した。
「ユウナ、行きましょう」
アヤは優しく促した。
ユウナたちは、単に魔物に強いだけでない、何か別の強さをふたりに感じた。
「さすが伝説のガ-ドーー」
ワッカの呟きに、全員が納得した。
とりあえず、旧街道南部に落ちた事を確認して、北を目指した。
髪を切ったアヤの耳に、赤いピアスを見つけ、アーロンは緩む口元を服で隠した。
黙って歩いていたアヤが、みんなに聞こえないように声を掛ける。
「夕べ、ティーダが私の部屋へ来て言ったの」
「何をだ?」
「アーロンが、ずっと自分の面倒をみてくれていたって。『ザナルカンドで』」
何も言わないアーロンに、アヤは言った。
「アーロン、ザナルカンドにどうやって行ったの?」
前方から、ユウナとティーダ、時々ワッカの声も聞こえた。
まだザナルカンドには、ほど遠いせいだろうか、緊張感の欠片もない。
それを少し懐かしく思いながら、アーロンの返事を待った。
中々返事は返ってこなかったが、アヤも話題を変える気はなかった。
いい加減経った頃に、アーロンはポツリと言った。
「シンがーー運んだ」
アヤはそれを聞くと、深く考え込んだ。
.
