12話 対決チョコボイーター
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「ユウナ!」
ルールーはユウナに気をとられ、チョコボイーターが自分に向かってくることに気づくのが遅れた。
「だめ!魔法が間に合わない!」
ルールーは目をギュッと瞑った。
「うおおおおお!!」
お雄叫びを上げながら、ワッカはチョコボイーターとルールーの間に走り込むと、自分を盾にルールーを庇った。
チョコボイーターは、ワッカの背中を思いっきりど突いた。
「おわっ!!」
「きゃあぁ!」
そのまま二人とも、ガケ下へ落ちてしまった。
「ワッカ!ルールー!」
ガケ下に向かって叫ぶティーダを、アヤが一喝する。
「ティーダ!キマリとワッカがついてるから、二人は大丈夫よ!
今は、こいつを倒すことだけに集中しなさい!」
「おう!」
アヤの喝に、ティーダは剣を構え直す。
「全く、いつ見ても醜悪な顔だな。ティーダ!俺一人では力負けする。同時に飛び込め!
アヤ、一瞬でいい!動きを止めろ!」
「はい!」
「野郎!デカいツラしてんじゃねー!」
言うなり、熱くなったティーダは斬りかかった。
「バカが!力負けするのがわからんのか!!」
アーロンの一撃は攻撃力こそ高いが、俊敏さに欠ける。
威力は低くても、素早さに秀でるティーダが合わせなければ、同時には攻撃出来ない。
アーロンが後を追うと、アヤはブリザガを放ち、チョコボイーターを氷浸けにする。
ティーダは氷ごと斬ったが、硬い皮膚に阻まれる。
そこへ、アーロンが太刀を振り下ろすが、チョコボイーターを後ろに転がしただけにとどまった。
「今だ!一気に攻めるぞ!!」
アヤも剣を抜いた。
三人がかりの攻撃に、さすがのチョコボイーターも後退しながら、苦し紛れに腕を振り回す。
「うわっ!」
逃げ切れず尻餅をついたティーダに、チョコボイーターの巨大な手が迫る。
ガケ下に落とされるのを覚悟したが、一向に何の衝撃も襲ってこない。
恐る恐る目を開ければ、ティーダの前で、アヤがチョコボイーターの手を剣でくい止めていた。
「さっさと退く!」
肩ごしにティーダを睨みつけて叫ぶ。
アーロンが駆けつけ、アヤがくい止めている左腕を切り落とした。
「ギィヤアアアアァー!」
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