2話 ザナルカンドへ
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【夢を見る、人外の者】
その日は、目覚めた時から気分が良かった。
気分体力共に充身して、何より、決勝トーナメントの日だ!
この一年、親の七光りを払拭すべく、練習に励んできた。
今日優勝して、もう『ジェクトの息子だから』、なんて呼ばせるもんか!
「うしっ」
気合いを入れて、ベッドから降りた。
「おはよー、アーロン。あれ…いないや、出掛けてんのかな」
家の前は、ファンでいっぱいだった。
「がんばって!」
「サインして!」
焦んなって
「調子はどうだ?」
さいこースよ!
「今日の試合は、大切にしてね」
少年が言った。
「んじゃ、俺いくわ。応援よろしく!」
スタジアムにつづく、フリーウェイのビルの壁に、オヤジの姿を見つけた。
10年前と変わらず、偉そうなオヤジの映像。
海で、行方不明となったオヤジを記念して始まった『ジェクト記念トーナメント』
タイトルは気に入らないが、またとないチャンス。
俺の力を見せつけてやる。
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