あなたと過ごす日々
夢の入口へようこそ
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
ひょんなことから二次創作のように柳さんが逆トリしてきて同居することになった私。
スーパーからなかなか帰ってこない母さんを待ちながら時計をちらと見るともうお昼前だった。
そもそも起きた時間が遅かった、確か10時半頃だったから……。
もうなんだかんだ、1時間ほど経ってしまっている。
そろそろお腹も空いてくる頃だ。確か冷蔵庫にはまだあまりの食材があったはず。
お昼ご飯でも作るか、と下ろしていた腰をあげた。
「お昼ご飯、作りますけどサンドイッチは食べれますか?」
「あぁ。…………その、同い歳だから、敬語は必要ないぞ…?俺もタメ口で話してくれた方が気楽でいい。」
「……慣れるまでは我慢してください。」
ええほんと、私の気持ちと心がまだ落ち着いてないんですよ。と心の中で呟きながらキッチンへと向かう。
冷蔵庫を開けて食材を取り出している時、後ろから声がかかった。
「その、俺にも手伝わせてくれないか?……君の迷惑でなければ。」
ここでモアプリの主人公ならなんて言うだろう。先輩は座ってていいですよとか、気遣う言葉をかけるんだろうか。
私はなんて声をかけたらいいのだろうか。柳さんはそう言うと余計気遣うだろうか。
「……その、じゃあ、レタス洗ってちぎっててください。」
「あぁ、分かった。」
そして私達は二人で昼食を作ったのだった。
***
推しを、こき使ってしまった……!!!!(というほどの重労働ではないが。)
その事実が胸に、くる。
母さんは昼食が出来る少し前に沢山の袋を持って帰ったきた。どうやら調味料などを一気に買ってきたみたいだ。
そして三人で昼食をとり、私は改めて自己紹介をしたり柳さんとの色んな話をしたり交友を深めた。
下の名前で呼び合わないか、とも言われたがどうしても私が柳さん呼びから直せなさそうだったので私は未だ柳さん呼びのままだ。が、柳さんが私の下の名前で呼んでくる。リアル乙女ゲーすぎてしんどい。
なんて思ってる時に色々手伝いをすると申し出るのだ。心が冷静じゃないときにそんなこと言われたらもう無理だ。語彙力が圧倒的に足りてないが無理なものは無理だ。
推しはドロドロに甘やかしたい主義の私だが悔しいことにこき使って(?)しまった。
まぁ過ぎたことを後悔しても仕方ない。甘やかすのはこれからにして、とりあえず私は圧倒的美しさと神々しさ、なんかすごいいい匂いするこの柳さんを!!!!!!!!拝む!!!!!!!!!!!!!!!!
勿論心の中で。
***
「そういえば、柳さんこの家住むんですよね。学校は私と同じになるってことですよね?」
夕飯を済ませ、自室に戻った私は組み立てベッドを押しずらしながら柳さんに問いかける。
部屋がちょうど家族分しかなかったため、柳さんの部屋がない。
それの応急処置的な意味で私の部屋で生活することになったのだ。
私一人だと少し広かった自室だが、180センチをこえる柳さんがいると少しだけ窮屈に感じる。今日はまだ買えてないが明日買う予定のベッドを置く場所をあけるべく荷解き早々模様替えをしているのだ。
まぁそれは置いといて、私の通っている中学はここ付近の中では珍しく学ランとセーラーの学校なのだ。
もし同じ学校通いになるなら柳さんの学ラン姿を見ることが出来る。これはもうご褒美としか言えない。
見たらテンション上がりまくりそうなのでもしそうだったとしても事前に心の準備が欲しい。
そう思い問いかけると予想通りあぁ、と返ってきた。
はぁ、これは乾さんとおそろの……っと、ゲフンゲフン、変な声が出てしまった。
というか、学ランどこで用意するんだ?
流石にあと1年のために新しく学ランを買うほど余裕は無いはずだ。引越しもしたばっかりだし。
あとで母さんに聞いてみるかな、と思っているとドドドドドドッッと足音が聞こえ、自室の扉が勢いよく開かれた。
「蓮二くん!!これ着てみて!!」
「か、母さん??その手にもってるのは……」
え、学ランじゃないっすかパイセン
なんで母さんが学ラン持ってんだよ。
心の中で物凄くつっこんだがそのまま母さんの手にある学ランを受け取った柳さんは今着てるTシャツの上から羽織った。
「はぁぁぁぁーーーーーまってまって供給過多で死にそう無理あかん待ってあーーーーー!!!!!!」
羽織る姿がもうすでに尊い。イケメンすぎ無理まって息が止まる
組み立て式ベッドの柱に勢いよく頭をぶつける私を変な生き物のように見つめた柳さんは学ランのボタンをしめ始めた。
「……ふむ、少しだけ大きいがほぼピッタリだな。」
「父さんも学ランだったからもしかしたらと思って父さんの実家に電話してとってきたんだけど入って良かったわ〜。」
これであとはボタンを付け替えるだけね〜と呟いた母さんはそのまま私の部屋を出た。
そう言えば、父さんは中学がブレザーで高校が学ランだったと言っていた。高身長だし綺麗好きの父さんにマメなばあば(ばあちゃん呼びは母方の祖母でばあば呼びは父方の祖母として分けている)ならここまで綺麗な状態で残っていてもおかしくない。
第二ボタンだけ無くなったその学ランをぼーっと眺めていた。
「……似合わないか?」
ボソリと呟かれる。
いやいや似合いすぎてなんかもう卒業式のときに第二ボタン女の子にあげちゃって帰ってきてもうこれでこの制服を着るのも最後かと呟いてる所まで想像しちゃいましたよなんて言えるはずもなくぐっと飲み込んだ。
「似合ってますよ、最高に。」
そう言うと柳さんは学校が楽しみだ、と小さく笑みを零した。
スーパーからなかなか帰ってこない母さんを待ちながら時計をちらと見るともうお昼前だった。
そもそも起きた時間が遅かった、確か10時半頃だったから……。
もうなんだかんだ、1時間ほど経ってしまっている。
そろそろお腹も空いてくる頃だ。確か冷蔵庫にはまだあまりの食材があったはず。
お昼ご飯でも作るか、と下ろしていた腰をあげた。
「お昼ご飯、作りますけどサンドイッチは食べれますか?」
「あぁ。…………その、同い歳だから、敬語は必要ないぞ…?俺もタメ口で話してくれた方が気楽でいい。」
「……慣れるまでは我慢してください。」
ええほんと、私の気持ちと心がまだ落ち着いてないんですよ。と心の中で呟きながらキッチンへと向かう。
冷蔵庫を開けて食材を取り出している時、後ろから声がかかった。
「その、俺にも手伝わせてくれないか?……君の迷惑でなければ。」
ここでモアプリの主人公ならなんて言うだろう。先輩は座ってていいですよとか、気遣う言葉をかけるんだろうか。
私はなんて声をかけたらいいのだろうか。柳さんはそう言うと余計気遣うだろうか。
「……その、じゃあ、レタス洗ってちぎっててください。」
「あぁ、分かった。」
そして私達は二人で昼食を作ったのだった。
***
推しを、こき使ってしまった……!!!!(というほどの重労働ではないが。)
その事実が胸に、くる。
母さんは昼食が出来る少し前に沢山の袋を持って帰ったきた。どうやら調味料などを一気に買ってきたみたいだ。
そして三人で昼食をとり、私は改めて自己紹介をしたり柳さんとの色んな話をしたり交友を深めた。
下の名前で呼び合わないか、とも言われたがどうしても私が柳さん呼びから直せなさそうだったので私は未だ柳さん呼びのままだ。が、柳さんが私の下の名前で呼んでくる。リアル乙女ゲーすぎてしんどい。
なんて思ってる時に色々手伝いをすると申し出るのだ。心が冷静じゃないときにそんなこと言われたらもう無理だ。語彙力が圧倒的に足りてないが無理なものは無理だ。
推しはドロドロに甘やかしたい主義の私だが悔しいことにこき使って(?)しまった。
まぁ過ぎたことを後悔しても仕方ない。甘やかすのはこれからにして、とりあえず私は圧倒的美しさと神々しさ、なんかすごいいい匂いするこの柳さんを!!!!!!!!拝む!!!!!!!!!!!!!!!!
勿論心の中で。
***
「そういえば、柳さんこの家住むんですよね。学校は私と同じになるってことですよね?」
夕飯を済ませ、自室に戻った私は組み立てベッドを押しずらしながら柳さんに問いかける。
部屋がちょうど家族分しかなかったため、柳さんの部屋がない。
それの応急処置的な意味で私の部屋で生活することになったのだ。
私一人だと少し広かった自室だが、180センチをこえる柳さんがいると少しだけ窮屈に感じる。今日はまだ買えてないが明日買う予定のベッドを置く場所をあけるべく荷解き早々模様替えをしているのだ。
まぁそれは置いといて、私の通っている中学はここ付近の中では珍しく学ランとセーラーの学校なのだ。
もし同じ学校通いになるなら柳さんの学ラン姿を見ることが出来る。これはもうご褒美としか言えない。
見たらテンション上がりまくりそうなのでもしそうだったとしても事前に心の準備が欲しい。
そう思い問いかけると予想通りあぁ、と返ってきた。
はぁ、これは乾さんとおそろの……っと、ゲフンゲフン、変な声が出てしまった。
というか、学ランどこで用意するんだ?
流石にあと1年のために新しく学ランを買うほど余裕は無いはずだ。引越しもしたばっかりだし。
あとで母さんに聞いてみるかな、と思っているとドドドドドドッッと足音が聞こえ、自室の扉が勢いよく開かれた。
「蓮二くん!!これ着てみて!!」
「か、母さん??その手にもってるのは……」
え、学ランじゃないっすかパイセン
なんで母さんが学ラン持ってんだよ。
心の中で物凄くつっこんだがそのまま母さんの手にある学ランを受け取った柳さんは今着てるTシャツの上から羽織った。
「はぁぁぁぁーーーーーまってまって供給過多で死にそう無理あかん待ってあーーーーー!!!!!!」
羽織る姿がもうすでに尊い。イケメンすぎ無理まって息が止まる
組み立て式ベッドの柱に勢いよく頭をぶつける私を変な生き物のように見つめた柳さんは学ランのボタンをしめ始めた。
「……ふむ、少しだけ大きいがほぼピッタリだな。」
「父さんも学ランだったからもしかしたらと思って父さんの実家に電話してとってきたんだけど入って良かったわ〜。」
これであとはボタンを付け替えるだけね〜と呟いた母さんはそのまま私の部屋を出た。
そう言えば、父さんは中学がブレザーで高校が学ランだったと言っていた。高身長だし綺麗好きの父さんにマメなばあば(ばあちゃん呼びは母方の祖母でばあば呼びは父方の祖母として分けている)ならここまで綺麗な状態で残っていてもおかしくない。
第二ボタンだけ無くなったその学ランをぼーっと眺めていた。
「……似合わないか?」
ボソリと呟かれる。
いやいや似合いすぎてなんかもう卒業式のときに第二ボタン女の子にあげちゃって帰ってきてもうこれでこの制服を着るのも最後かと呟いてる所まで想像しちゃいましたよなんて言えるはずもなくぐっと飲み込んだ。
「似合ってますよ、最高に。」
そう言うと柳さんは学校が楽しみだ、と小さく笑みを零した。