第5章 解かれた呪い
『…エレン、平気?』
『…え…ええ』
ライルがゆっくり飛んでいるのに気付いたエレンは目を開けたが、そこに見えた光景に思わず瞬きを繰り返した。
……あろう事か、アグムの顔が燃えていたからだ。
『…融合の魔法が効力を失いかけているわ』
『…どうやらアグムは、魔力を使いすぎた事で元の魂がそれに耐えられなくなってきたみたいね』
『…じゃあ!』
『…ええ。アグムと闇の精霊の魂が離れるわ!…そこを狙いましょう!電撃で仕留めてやるわ!』
『…そうね!私もライルの攻撃に合わせるわ!』
ライルは早くも口に雷撃を蓄えていたので、エレンも素早く水流の玉を作り、そこに赤い液体を混ぜ合わせた。
「…カンディルナ・キハーク!」"解き放て"
呪文と同時に発せられた攻撃はライルの吐き出した雷撃と混ざり合う。
………その時。
アグムと闇の精霊の魂が完全に離れた。
そしてそこに、雷撃と呪いを解く魔法が重なり合った魔法が闇の精霊の魂だけを貫いた。(アグムはもうこの世にはいないので、死人の魂を貫く事は出来ないが、闇の精霊のような、召喚された魂は貫く事が出来きる)
『…え…ええ』
ライルがゆっくり飛んでいるのに気付いたエレンは目を開けたが、そこに見えた光景に思わず瞬きを繰り返した。
……あろう事か、アグムの顔が燃えていたからだ。
『…融合の魔法が効力を失いかけているわ』
『…どうやらアグムは、魔力を使いすぎた事で元の魂がそれに耐えられなくなってきたみたいね』
『…じゃあ!』
『…ええ。アグムと闇の精霊の魂が離れるわ!…そこを狙いましょう!電撃で仕留めてやるわ!』
『…そうね!私もライルの攻撃に合わせるわ!』
ライルは早くも口に雷撃を蓄えていたので、エレンも素早く水流の玉を作り、そこに赤い液体を混ぜ合わせた。
「…カンディルナ・キハーク!」"解き放て"
呪文と同時に発せられた攻撃はライルの吐き出した雷撃と混ざり合う。
………その時。
アグムと闇の精霊の魂が完全に離れた。
そしてそこに、雷撃と呪いを解く魔法が重なり合った魔法が闇の精霊の魂だけを貫いた。(アグムはもうこの世にはいないので、死人の魂を貫く事は出来ないが、闇の精霊のような、召喚された魂は貫く事が出来きる)