NARUTO
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大切で、大好きで、ずっと一緒にいたくて。
白成り代わりの再不斬オチ。
NARUTO中編 "桃色に染まる"とは全く関係ありません。
※夢主は女性です。
『……あれ?おかしいですね』
「………」
2人で顔を見合わせた。
と思えば上空から攻撃され黒凪は氷で突発的に防ぐ。
…まあ、護ったのは再不斬のみで側に居たほか2人は放っておいたが。
が、他2人の様子を見ると再不斬は眉を潜め、術の無駄遣いだ、と言った。
それを聞いた黒凪は術を解き、空を見上げると術を発動させ空を飛んで奇襲を行った忍び達を落下させる。
落下した3人は立っている再不斬達4人を見ると顔を青ざめた。
「おいおい…、やべえぞ、血継限界の使い手ばっかだ…っ」
「俺は違うがな。それにしても、自由がきかねぇ体は腹が立つ」
『僕もです。折角あの世で楽しく暮らしていたのに』
「……記憶があるのか」
そう聞いた再不斬を見た黒凪は小さく首を傾げるとあれ?と眉を寄せた。
だが、そんな気はせんでもないが。と言う再不斬の言葉にですよね、と笑う。
その様子を怪訝に見ていた3人だったが、再不斬と黒凪は側に居る2人の言葉に顔を上げた。
世間話はまた後にしようや、とクナイを構えた再不斬に続いて黒凪達も各々武器を構える。
そして走り始めた時、自分達の攻撃を止めに入った忍びに足を止め、再不斬と黒凪は目を見開いた。
再不斬の攻撃を止めたのは、記憶に久しいカカシだった。
遠くを見ればサクラも立っていて再不斬と黒凪は懐かしげに目を細める。
「カカシの部隊の餓鬼か、大きくなったな」
『お久しぶりです。ナルト君はお元気ですか?』
「え、……うん、」
黒凪はにこ、と微笑み目を細めた。
懐かしい、いや、死んだのはついこの間の様な感覚だから少し違うか。
でも大きくなったあの子を見るに、きっとナルト君も大きくなっているんだろう。
そう思った時、一気に穢土転生の拘束が強まりカカシ達が飛び退く。
徐々に薄れゆく自我に再不斬と黒凪、他2人も眉を潜める。
黒凪は横を見ると眉を寄せ、拳を握りカカシを真っ直ぐに見た。
『カカシさん、僕達をもう1度止めてください。そりゃあ僕の再不斬さんですから、強いとは思いますが』
「待て、俺はいつお前のになった」
『…ほらね、僕達仲良くしてるんです。してたと思います、あの世で。…もう1度あっちの世界に返してください』
「……悪いなカカシ、もうそろそろ、」
何がなんでも、俺達を止めろよ。
その言葉を最後に再不斬と黒凪の意識も途切れ、完全に穢土転生の術者の言いなりになった。
すると再不斬が霧隠れの術を発動し、一斉に攻撃が始まる。
全く持って…
「『不愉快極まりない』」
僕の再不斬さんだもの。
(聞こえていたよ、ナルト君)
(敵だった僕達を好きだと言ってくれた事、)
(僕が言った言葉を君がずっと忘れないでいてくれている事。)
(見えていましたよ、カカシさん)
(僕と再不斬さんを同じ場所で眠らせてくれた事。)
(あの時ナルト君の言葉に笑顔で頷いてくれた事を。)
(全部、2人で笑いながら見ていたんですよ。)
(一緒にお昼寝したりしながら、ずっと見守ってました。)
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