NARUTO/カカサク 中編 K 


【作者コメント】

何かしたいな~って思った時に、ふと“EDが複数あったら面白いよね”と思い立ち、この形にしてみました。ギャルゲーや乙女ゲーなどのノベルゲームを私は嗜んでいるので、選択肢によってEDが変わるのっていいなと思いまして。

皆さんの好みのEDはありましたでしょうか? 私的にはやはり“蘇生END”が一番ですかね。過程はどうあれ最後はハッピーエンドが一番! 逆にこういうEDもアリなんじゃないかというのがありましたら、ぜひ教えてください。もしくは書いてほしいです(笑)


最初にも述べていますが、今回はとにかく書きたいものを詰め込みました。そのせいで読みづらいところがあったと思います、すみません……。また、このお話は“切なさ”を追求しました。カカサク信者の私は書いていてとにかく辛かったです……。でも、私はこういう切ない話が大好きなんです。もちろん相思相愛前提で。ですので、どのENDも相思相愛を軸にしているつもりです。

このカカシ先生は、サクラちゃんをいつのまにか愛しているんですが、自分の気持ちに気づいていないんですよね。でも、失ってからその気持ちに気づく……という、ありきたりでなんとも皮肉な展開になっています。もちろんリンさんの事も愛していましたが、それはあくまで過去のこと。ただ過去に縛られて、自分の気持ちが見えていなかったカカシ先生……不器用な男ですね。

“こんなのはカカシ先生じゃない!”っていう人も中にはいらっしゃると思いますが、あくまで二次創作なのでご了承ください……。


簡単にEDの解説をしますね。

「心中END」
『バジリスク 〜甲賀忍法帖〜』をイメージしており、終わり方もまさに同じです(笑)。先生がサクラちゃんの後を追います。悲恋ですね。でも、2人はあの世で結ばれたことでしょう。

「死体END」
サクラちゃんが死んだことを受け入れられない、精神が崩壊しちゃったカカシ先生です。ですので、死体のサクラちゃんとこれからも生活していきます。死体は防腐処理を施しているということで。こういうのもたまにはいいですよね。

「道連END」
サクラちゃんが悪霊化し、先生を殺しちゃいます。愛が憎しみに変わるパターンですね。でも、サクラちゃんは先生を愛してますよ。
“心中END”とはまた違うのがポイント。“心中END”は先生自らですが、“道連END”はサクラちゃん主導なんです! 先生は生きることも死ぬことも放棄しているので、サクラちゃんにされるがままです。少しホラーチックな展開もいいんじゃないかと。

「幻想END」
既に死んでいるサクラちゃんの幻覚が見えちゃったカカシ先生。先生が心配で幻覚として現れたサクラちゃん。一度は生きることを諦めた先生ですが、サクラちゃんの“これからも生きてほしい”という想いに応えるために、先生はこの後の人生も生き続けることを誓います。

「蘇生END」
ご都合主義万歳! 何でか生き返るサクラちゃん。カカシ先生とサクラちゃんは今度こそラブラブな人生を送っていきます。後悔し続ける先生を見かねて、とある方がサクラちゃんを生き返らせたということにしときましょう。

「転生END」
現パロで、なんやかんや生まれ変わって結ばれる2人です。教え子に手を出す先生……アリですね!(笑) さらには結婚とか……まぁ、サクラちゃんは卒業してるのでOKでしょう。これ、別のストーリーを作れますね。
カカサクは離れたとしても、最終的には巡り合う運命だと私は思っています。カカサクは永遠です!


ちなみに、タイトルの「K」はカカシ先生の“K”です。浜崎あゆみさんの「M」みたくしてみました(笑)。カカシ先生視点が多いですが、メインはサクラちゃんなので、“サクラちゃんの愛する人=カカシ先生”という意味を込めました。


ここまで読んでいただき、本当にありがとうございました。
これからもよろしくお願いします!
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