NARUTO/カカサク 短編②
Encounter Love Song/IDOLiSH7
*ジンと痛むような こんな気持ち恋だろ
※アスマ先生目線。
「カカシ、顔色悪いぞ」
「アスマか。いや、昨日ケーキを1ホール食べてからすごい気持ち悪くて」
「お前、甘いもの苦手じゃなかったか?」
「苦手だよ。でも、サクラの手作りで、食べなきゃいけない雰囲気だったんだよ」
「サクラはお前が甘いもの好きじゃないことを知らなかったのか?」
「知ってるよ。でも、俺がサクラの機嫌を損ねちゃって、それでサクラがいやがらせとしてに作ったんだ」
「なにやってんだか。でもお前がそれを律儀に食べるなんてな」
「これ以上サクラとこじれたくなかったからね」
「大事にしてるんだな」
「当たり前でしょ」
「それでサクラの機嫌はなおったのか?」
「もちろん。今日もこの後会うよ」
そう言ったカカシの顔色は悪かったが、どこか幸せそうな表情だった。
*嘘なワケないなぁ 深い、熱い、感情
※いの目線。
「先生が好きって言ってくれない……」
「どういうこと?」
「“好き”って言うと、俺もだよって返してくれるんだけど、“好き”という単語は出てこないのよ……」
「気にし過ぎよ。あんたらいつもラブラブじゃない」
「そうなんだけど……やっぱり言葉は大事だと思うのよね……」
すっかり意気消沈しているサクラのために、私はカカシ先生に直接聞くことにした。
「カカシ先生!」
「どうしたの?」
「先生が“好き”って言ってくれないってサクラが愚痴ってるんですけど……」
「あ~、それね」
「心当たりはあるんですね。どうして言わないんですか?」
「そりゃあ、好きじゃないからね」
「えっ? サクラの事好きじゃないってこと!? なにそれ、最低!!」
「いや! そういう意味じゃなくて……好きじゃなくて、愛してるからってこと!」
「は?」
「“好き”と“愛してる”だと違うでしょ。サクラはただの“好き”かもしれないけど、俺はその程度じゃなくて……それよりももっと……とにかく“愛してる”ってこと」
「はぁ……」
カカシ先生の言うことはよく理解できないが、とりあえずサクラをすごく大事に想っているということは分かった。
「心配して損した……」
次からはサクラの愚痴は聞き流すことにしようと決意した。
*僕ら きっと 出逢えたんだ
「サクラ!!」
「カカシ先生!! どうしてここに?」
「どうしてって言われても……サクラに会うためにここまできたんでしょ……どれだけ探したと思って……はぁ」
先生は全力で走ってきたのか、膝に手をつきながら、必死に呼吸を整えようとしている。
「私に会いに……でもよくここが分かったわね」
「そりゃあ、あちこち探しまくったからね。まさかこんな所にいるとは」
「だって、ここだったら誰にも分からないと思って。でもどうして……」
「それは俺がサクラのことを…………」
それっきり先生は黙ってしまう。顔は俯いているため、どんな表情をしているのか分からない。
「先生?」
私は先生の顔を覗き込むようにして問いかける。それに対し、先生はいきなり首を左右に振ったかと思うと、俯いてた顔をあげる。
「とにかく俺は……サクラがどこにいても見つける自信があるよ」
「……なんかすごい発言ね。そんなに私に会いたかったの?」
「会いたかったに決まってるだろう」
「そっかぁ、うふふ」
私は先生からまさかそんな言葉が聞けるなんて思わなかったため、思わず微笑む。
「ちょっと、何笑ってるの」
「ごめん。先生も私と同じ気持ちだったんだぁと思ったら、嬉しくなっちゃって」
「も?」
きょとんと首を傾げる先生が可愛く、何より愛おしく想えて、私は先生に抱きつく。
「私も会いたかったってこと!!」
*ジンと痛むような こんな気持ち恋だろ
※アスマ先生目線。
「カカシ、顔色悪いぞ」
「アスマか。いや、昨日ケーキを1ホール食べてからすごい気持ち悪くて」
「お前、甘いもの苦手じゃなかったか?」
「苦手だよ。でも、サクラの手作りで、食べなきゃいけない雰囲気だったんだよ」
「サクラはお前が甘いもの好きじゃないことを知らなかったのか?」
「知ってるよ。でも、俺がサクラの機嫌を損ねちゃって、それでサクラがいやがらせとしてに作ったんだ」
「なにやってんだか。でもお前がそれを律儀に食べるなんてな」
「これ以上サクラとこじれたくなかったからね」
「大事にしてるんだな」
「当たり前でしょ」
「それでサクラの機嫌はなおったのか?」
「もちろん。今日もこの後会うよ」
そう言ったカカシの顔色は悪かったが、どこか幸せそうな表情だった。
*嘘なワケないなぁ 深い、熱い、感情
※いの目線。
「先生が好きって言ってくれない……」
「どういうこと?」
「“好き”って言うと、俺もだよって返してくれるんだけど、“好き”という単語は出てこないのよ……」
「気にし過ぎよ。あんたらいつもラブラブじゃない」
「そうなんだけど……やっぱり言葉は大事だと思うのよね……」
すっかり意気消沈しているサクラのために、私はカカシ先生に直接聞くことにした。
「カカシ先生!」
「どうしたの?」
「先生が“好き”って言ってくれないってサクラが愚痴ってるんですけど……」
「あ~、それね」
「心当たりはあるんですね。どうして言わないんですか?」
「そりゃあ、好きじゃないからね」
「えっ? サクラの事好きじゃないってこと!? なにそれ、最低!!」
「いや! そういう意味じゃなくて……好きじゃなくて、愛してるからってこと!」
「は?」
「“好き”と“愛してる”だと違うでしょ。サクラはただの“好き”かもしれないけど、俺はその程度じゃなくて……それよりももっと……とにかく“愛してる”ってこと」
「はぁ……」
カカシ先生の言うことはよく理解できないが、とりあえずサクラをすごく大事に想っているということは分かった。
「心配して損した……」
次からはサクラの愚痴は聞き流すことにしようと決意した。
*僕ら きっと 出逢えたんだ
「サクラ!!」
「カカシ先生!! どうしてここに?」
「どうしてって言われても……サクラに会うためにここまできたんでしょ……どれだけ探したと思って……はぁ」
先生は全力で走ってきたのか、膝に手をつきながら、必死に呼吸を整えようとしている。
「私に会いに……でもよくここが分かったわね」
「そりゃあ、あちこち探しまくったからね。まさかこんな所にいるとは」
「だって、ここだったら誰にも分からないと思って。でもどうして……」
「それは俺がサクラのことを…………」
それっきり先生は黙ってしまう。顔は俯いているため、どんな表情をしているのか分からない。
「先生?」
私は先生の顔を覗き込むようにして問いかける。それに対し、先生はいきなり首を左右に振ったかと思うと、俯いてた顔をあげる。
「とにかく俺は……サクラがどこにいても見つける自信があるよ」
「……なんかすごい発言ね。そんなに私に会いたかったの?」
「会いたかったに決まってるだろう」
「そっかぁ、うふふ」
私は先生からまさかそんな言葉が聞けるなんて思わなかったため、思わず微笑む。
「ちょっと、何笑ってるの」
「ごめん。先生も私と同じ気持ちだったんだぁと思ったら、嬉しくなっちゃって」
「も?」
きょとんと首を傾げる先生が可愛く、何より愛おしく想えて、私は先生に抱きつく。
「私も会いたかったってこと!!」