NARUTO/カカサク 短編②
オンナのコ♡オトコのコ/小倉優子
ある昼下がり、俺は休憩中のサクラを呼び出した。
「仕事が忙しいのに悪いね」
「いまは休憩中だったし、大丈夫よ。それにしても先生が私を呼び出すなんて珍しいわね」
「いつもはサクラからだもんね。ご飯奢って~や、買い物に付き合って~とか」
「別にいいでしょ。それに毎回文句言いながらも付き合ってくれるじゃない」
「そりゃあ、まぁ……」
「それより用事って何?」
「あのさ、サクラ」
「どうしたの? そんなに改まって」
「実は俺……サクラの事が好きなんだよね。俺と付き合ってくれない?」
「えっ……それって……」
「な~んて、ダメに決まってるよ「付き合う!」
「えっ? いまなんて?」
「だから付き合うって言ったの! 私も先生の事が好き!! まさか同じ気持ちだったなんて、夢みたい!!!」
「えぇぇぇーーーー!!!」
「なにをそんなに驚くのよ? 先生から告白してきたんじゃない」
「いや、確かにそうだけど……。サスケは?」
「いつの話してるのよ。サスケくんへの気持ちはとっくの昔に昇華してるわ」
「なるほど……いや、でも俺けっこうおじさんだし……」
「そんなのとっくに知ってるわ。なによ先生。いまさらやっぱり嘘でしたって言わないわよね?」
そう力強くハッキリと言葉を放ったサクラの後ろには般若が見えた。
「そんなわけないでしょ。あはは。うん、付き合おう」
俺は冷や汗をかきながらサクラに返事をすると、納得したのか満足そうにサクラは頷いた。
言えない……まさかこの告白が罰ゲームだったなんて……。
それからしばらく経って、俺はアスマと紅と飲んでいた。
「いや~、まさか本当にOKもらえるとは」
「本当よ。私も2人が付き合うって聞いた時はびっくりしたわ。前から仲いいなとは思っていたけど、全然そんな雰囲気じゃなかったじゃない」
「そりゃあ、罰ゲームじゃなかったら告白してないしね」
「この前の飲み会で“飲み比べ対決で負けたら、教え子に告白”という罰ゲームを決めたのは俺だが、まさか本気で実行して、その上成功するとはな……」
「俺も自分でびっくりしたよ。俺はサクラはサスケの事が好きだと思っていたし」
「あなたそれいつの話してるのよ」
「俺でもサクラとサスケがそんなんじゃないって前から気づいてたぞ」
「えっ、そうなの?」
「勘違いしてたのはあなただけよ」
「え~、まじか」
「それにしても、どうして罰ゲームだってすぐにばらさなかったのよ」
「言おうとしたけど、サクラの後ろに般若が見えたんだよ。あそこで罰ゲームって言っていたらたぶん俺はここにいまいないんじゃないかな」
「だからってお前……。それで? いつ別れるんだ?」
「ちょっと、アスマ!」
「だってこのままじゃあサクラが可哀そうだろう。サクラがお前のこと好きだったとしても、お前はそうじゃないんだろう?」
「うーん、やっぱり別れなきゃダメかな?」
「は? お前、まさか……」
「いや~、付き合っているうちに好きになっちゃいまして」
「本気になったってことか?」
「まぁ、そうなるかな」
「お前な……」
「だってサクラ可愛いんだよ? デートの時とかおしゃれしてきたり、苦手な料理も頑張って作ってくれたり。この前なんか……」
「あ~、もう分かったから。いのから“サクラの惚気がしつこい”って愚痴を聞いてるからもうそれで充分だ」
「え~、俺もサクラとの話もっと聞いてほしいのに」
「似た者同士の2人ってことね。幸せそうで何よりだわ」
「まぁ、俺も2人がそれでいいならいいけどよ」
「あっ! もうこんな時間か。この後サクラに会うから、この辺で帰るわ」
「おー、それはお熱いことで。サクラに“いのにあんまりしつこく惚気を話すな”って伝えておいてくれ」
「あはは、了解。じゃあ、また」
そう言って俺は2人に別れを告げると、愛おしいサクラの元へ足早に向かった。
――――――――――
カカシが去ったあとの居酒屋にて。
「はぁ~、結局サクラの作戦勝ちだな」
「どういうこと?」
「俺が罰ゲームの提案したのは、サクラにお願いされたからなんだよ。カカシの弱いお酒も教えてもらって、俺が勝つように仕向けてな。上手くいくわけないと思って引き受けたんだが、まさかこうすんなりいくとはな」
「なるほど、サクラはもともとカカシの事が好きだったのね。付き合っちゃえばこっちのもんってこと……」
「まぁ、カカシもサクラの事は前から特別に可愛がっていたしな」
「落ち着くところに落ち着いたってことね」
「そうだな」
ある昼下がり、俺は休憩中のサクラを呼び出した。
「仕事が忙しいのに悪いね」
「いまは休憩中だったし、大丈夫よ。それにしても先生が私を呼び出すなんて珍しいわね」
「いつもはサクラからだもんね。ご飯奢って~や、買い物に付き合って~とか」
「別にいいでしょ。それに毎回文句言いながらも付き合ってくれるじゃない」
「そりゃあ、まぁ……」
「それより用事って何?」
「あのさ、サクラ」
「どうしたの? そんなに改まって」
「実は俺……サクラの事が好きなんだよね。俺と付き合ってくれない?」
「えっ……それって……」
「な~んて、ダメに決まってるよ「付き合う!」
「えっ? いまなんて?」
「だから付き合うって言ったの! 私も先生の事が好き!! まさか同じ気持ちだったなんて、夢みたい!!!」
「えぇぇぇーーーー!!!」
「なにをそんなに驚くのよ? 先生から告白してきたんじゃない」
「いや、確かにそうだけど……。サスケは?」
「いつの話してるのよ。サスケくんへの気持ちはとっくの昔に昇華してるわ」
「なるほど……いや、でも俺けっこうおじさんだし……」
「そんなのとっくに知ってるわ。なによ先生。いまさらやっぱり嘘でしたって言わないわよね?」
そう力強くハッキリと言葉を放ったサクラの後ろには般若が見えた。
「そんなわけないでしょ。あはは。うん、付き合おう」
俺は冷や汗をかきながらサクラに返事をすると、納得したのか満足そうにサクラは頷いた。
言えない……まさかこの告白が罰ゲームだったなんて……。
それからしばらく経って、俺はアスマと紅と飲んでいた。
「いや~、まさか本当にOKもらえるとは」
「本当よ。私も2人が付き合うって聞いた時はびっくりしたわ。前から仲いいなとは思っていたけど、全然そんな雰囲気じゃなかったじゃない」
「そりゃあ、罰ゲームじゃなかったら告白してないしね」
「この前の飲み会で“飲み比べ対決で負けたら、教え子に告白”という罰ゲームを決めたのは俺だが、まさか本気で実行して、その上成功するとはな……」
「俺も自分でびっくりしたよ。俺はサクラはサスケの事が好きだと思っていたし」
「あなたそれいつの話してるのよ」
「俺でもサクラとサスケがそんなんじゃないって前から気づいてたぞ」
「えっ、そうなの?」
「勘違いしてたのはあなただけよ」
「え~、まじか」
「それにしても、どうして罰ゲームだってすぐにばらさなかったのよ」
「言おうとしたけど、サクラの後ろに般若が見えたんだよ。あそこで罰ゲームって言っていたらたぶん俺はここにいまいないんじゃないかな」
「だからってお前……。それで? いつ別れるんだ?」
「ちょっと、アスマ!」
「だってこのままじゃあサクラが可哀そうだろう。サクラがお前のこと好きだったとしても、お前はそうじゃないんだろう?」
「うーん、やっぱり別れなきゃダメかな?」
「は? お前、まさか……」
「いや~、付き合っているうちに好きになっちゃいまして」
「本気になったってことか?」
「まぁ、そうなるかな」
「お前な……」
「だってサクラ可愛いんだよ? デートの時とかおしゃれしてきたり、苦手な料理も頑張って作ってくれたり。この前なんか……」
「あ~、もう分かったから。いのから“サクラの惚気がしつこい”って愚痴を聞いてるからもうそれで充分だ」
「え~、俺もサクラとの話もっと聞いてほしいのに」
「似た者同士の2人ってことね。幸せそうで何よりだわ」
「まぁ、俺も2人がそれでいいならいいけどよ」
「あっ! もうこんな時間か。この後サクラに会うから、この辺で帰るわ」
「おー、それはお熱いことで。サクラに“いのにあんまりしつこく惚気を話すな”って伝えておいてくれ」
「あはは、了解。じゃあ、また」
そう言って俺は2人に別れを告げると、愛おしいサクラの元へ足早に向かった。
――――――――――
カカシが去ったあとの居酒屋にて。
「はぁ~、結局サクラの作戦勝ちだな」
「どういうこと?」
「俺が罰ゲームの提案したのは、サクラにお願いされたからなんだよ。カカシの弱いお酒も教えてもらって、俺が勝つように仕向けてな。上手くいくわけないと思って引き受けたんだが、まさかこうすんなりいくとはな」
「なるほど、サクラはもともとカカシの事が好きだったのね。付き合っちゃえばこっちのもんってこと……」
「まぁ、カカシもサクラの事は前から特別に可愛がっていたしな」
「落ち着くところに落ち着いたってことね」
「そうだな」
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