NARUTO/カカサク 短編①
チュムチュム/NEWS
七班での任務の昼休憩中。俺はサクラの頬にお弁当の食べかすがついているのに気がついた。
「サクラ」
「何?」
「ここ」
俺は頬に食べかすがついていることを伝える為に自分の頬をつつく。するとサクラが驚いたような表情をしたあと頷いたため、ようやく気付いたかと思った時。サクラの顔が近づいてきて、俺の頬にキスをした。
「えっ」
俺が驚いていると、サクラも俺の反応を見て同じような表情をする。
「? キスしてほしいってことじゃないの?」
「いや、サクラの頬に食べかすがついてるよって意味だったんだけど」
「うそ! やだ! 恥ずかしい」
サクラは顔を真っ赤にし、鏡を取り出して自分の顔を見る。
「本当だわ……」
そう言って食べかすを取る。どうやらサクラは“俺の頬にキスしてほしい”と勘違いしたみたいだ。俺がニヤニヤしながら見てると、気付いたサクラが顔を真っ赤にして突っかかってくる。
「ちょっと! 何ニヤニヤしながら見てるのよ!?」
「いや〜、可愛いなぁと思って」
「さっきのは忘れなさい!」
「嫌だね。サクラ、もう一回してくれないの?」
「しません!」
「え〜」
「しないものはしない!」
「じゃあ、俺からするね」
そう言って俺はサクラに顔を近づけて、唇にキスをする。サクラの顔がさっきより真っ赤に染まった。
「サクラ、顔真っ赤だよ」
「誰のせいよ!」
「俺のせいだね」
「もう!」
「怒った顔も可愛いね〜」
「そんなこと言われても嬉しくない!」
サクラはそっぽを向いてしまった。
「サクラ、こっち向いて。俺が悪かったよ」
「いや!」
サクラの機嫌は治まりそうにない。仕方ないか。俺はサクラに近づいて抱きしめると、頭のてっぺんに、そして耳に、そして頬にと順番に口付けていく。
「ちょっと、先生! 何やってるの!」
「だってサクラがこっち向いてくれないんだもん」
「“だもん”って。いい大人が何言ってるの。可愛くないわよ」
「サクラが可愛いから大丈夫」
「意味がわからないわ」
サクラは俺のキス攻撃と返答に疲れたらしく、もうされるがままになった。でも、唇だけにはしないでいるとサクラがもどかしそうに言う。
「……口にはしてくれないの?」
「して欲しいの?」
「〜っ! もう先生なんて知らない!」
そう言ってサクラは俺の胸に顔を埋める。本当に可愛いなぁ〜。俺はサクラの希望通りに唇にキスをした。
そして、そんなやり取りを見ている2人がいた。
「サスケぇ、もう昼休憩はとっくに終わってるよな?」
「あぁ」
「カカシ先生とサクラちゃん、呼んできてほしいってばよ」
「断る。あんなイチャイチャしているバカップルの所に誰が行くか」
「オレだってヤダってばよ〜。前に行った時、カカシ先生は邪魔するなって睨んでくるし、サクラちゃんは照れ隠しにオレを殴ってくるんだもん」
「……俺たち2人ですすめるか」
「そうするってばよ……」
そんな2人にサクラ達が気づいたのは、それから1時間後の事だった。
七班での任務の昼休憩中。俺はサクラの頬にお弁当の食べかすがついているのに気がついた。
「サクラ」
「何?」
「ここ」
俺は頬に食べかすがついていることを伝える為に自分の頬をつつく。するとサクラが驚いたような表情をしたあと頷いたため、ようやく気付いたかと思った時。サクラの顔が近づいてきて、俺の頬にキスをした。
「えっ」
俺が驚いていると、サクラも俺の反応を見て同じような表情をする。
「? キスしてほしいってことじゃないの?」
「いや、サクラの頬に食べかすがついてるよって意味だったんだけど」
「うそ! やだ! 恥ずかしい」
サクラは顔を真っ赤にし、鏡を取り出して自分の顔を見る。
「本当だわ……」
そう言って食べかすを取る。どうやらサクラは“俺の頬にキスしてほしい”と勘違いしたみたいだ。俺がニヤニヤしながら見てると、気付いたサクラが顔を真っ赤にして突っかかってくる。
「ちょっと! 何ニヤニヤしながら見てるのよ!?」
「いや〜、可愛いなぁと思って」
「さっきのは忘れなさい!」
「嫌だね。サクラ、もう一回してくれないの?」
「しません!」
「え〜」
「しないものはしない!」
「じゃあ、俺からするね」
そう言って俺はサクラに顔を近づけて、唇にキスをする。サクラの顔がさっきより真っ赤に染まった。
「サクラ、顔真っ赤だよ」
「誰のせいよ!」
「俺のせいだね」
「もう!」
「怒った顔も可愛いね〜」
「そんなこと言われても嬉しくない!」
サクラはそっぽを向いてしまった。
「サクラ、こっち向いて。俺が悪かったよ」
「いや!」
サクラの機嫌は治まりそうにない。仕方ないか。俺はサクラに近づいて抱きしめると、頭のてっぺんに、そして耳に、そして頬にと順番に口付けていく。
「ちょっと、先生! 何やってるの!」
「だってサクラがこっち向いてくれないんだもん」
「“だもん”って。いい大人が何言ってるの。可愛くないわよ」
「サクラが可愛いから大丈夫」
「意味がわからないわ」
サクラは俺のキス攻撃と返答に疲れたらしく、もうされるがままになった。でも、唇だけにはしないでいるとサクラがもどかしそうに言う。
「……口にはしてくれないの?」
「して欲しいの?」
「〜っ! もう先生なんて知らない!」
そう言ってサクラは俺の胸に顔を埋める。本当に可愛いなぁ〜。俺はサクラの希望通りに唇にキスをした。
そして、そんなやり取りを見ている2人がいた。
「サスケぇ、もう昼休憩はとっくに終わってるよな?」
「あぁ」
「カカシ先生とサクラちゃん、呼んできてほしいってばよ」
「断る。あんなイチャイチャしているバカップルの所に誰が行くか」
「オレだってヤダってばよ〜。前に行った時、カカシ先生は邪魔するなって睨んでくるし、サクラちゃんは照れ隠しにオレを殴ってくるんだもん」
「……俺たち2人ですすめるか」
「そうするってばよ……」
そんな2人にサクラ達が気づいたのは、それから1時間後の事だった。
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