NARUTO/カカサク 短編①
Wish/OLIVIA inspi' REIRA(TRAPNEST)
私はカカシ先生を探していた。どうしても聞きたいことがあったからだ。里中を走り回り、公園の芝生でようやく先生を見つける。
「先生ー!」
「サクラ、どうしたの?」
「聞きたいことがあって」
私は息を整え、寝転ぶカカシ先生のそばに座り、問いかける。
「好きな人いるって本当?」
「……どこからそんな話聞いてきたのよ」
「紅先生に聞いたの」
「あいつなー」
「ねぇ、誰?」
「知りたい?」
「うん」
「じゃあ、当ててみて。ただし質問は5個までね」
「少なっ!」
「よーい、スタート!」
「ちょっと、いきなりすぎ! えっと、女の人?」
「そうに決まってるでしょ」
「その人は木ノ葉の忍?」
「そうだね」
「うーん、年上?」
「いいえ」
「ってことは同い年か年下なのね。先生はその人とよく一緒にいる?」
「いるかもねー。質問はあと一つだよ」
「えー」
先生とよく一緒にいる人、紅先生しか思い浮かばない。でも確か年上だしな……。私は悩み続ける。そんな私を先生はニコニコと笑いながら見つめている。
「本当に分からない? 任務がある日は必ずその子といるんだけど」
「任務がある日? それって7班の任務よね?」
「うん。それがラストの質問ねー」
「嘘! そんなつもりなかったのに……!」
「質問は質問だからね」
私は今までの質問と回答を振り返る。そして、一つの可能性に辿り着いた。
まさか……でも、思い当たる人物は1人しかいない。
女で木の葉の忍で、同い年もしくは年下、任務のある日は先生と必ず一緒にいる。
「もしかして…………私?」
そう尋ねると、先生は満面の笑顔で答えた。
「正解♡」
その日から、私の世界はカカシ先生一色になった。
私はカカシ先生を探していた。どうしても聞きたいことがあったからだ。里中を走り回り、公園の芝生でようやく先生を見つける。
「先生ー!」
「サクラ、どうしたの?」
「聞きたいことがあって」
私は息を整え、寝転ぶカカシ先生のそばに座り、問いかける。
「好きな人いるって本当?」
「……どこからそんな話聞いてきたのよ」
「紅先生に聞いたの」
「あいつなー」
「ねぇ、誰?」
「知りたい?」
「うん」
「じゃあ、当ててみて。ただし質問は5個までね」
「少なっ!」
「よーい、スタート!」
「ちょっと、いきなりすぎ! えっと、女の人?」
「そうに決まってるでしょ」
「その人は木ノ葉の忍?」
「そうだね」
「うーん、年上?」
「いいえ」
「ってことは同い年か年下なのね。先生はその人とよく一緒にいる?」
「いるかもねー。質問はあと一つだよ」
「えー」
先生とよく一緒にいる人、紅先生しか思い浮かばない。でも確か年上だしな……。私は悩み続ける。そんな私を先生はニコニコと笑いながら見つめている。
「本当に分からない? 任務がある日は必ずその子といるんだけど」
「任務がある日? それって7班の任務よね?」
「うん。それがラストの質問ねー」
「嘘! そんなつもりなかったのに……!」
「質問は質問だからね」
私は今までの質問と回答を振り返る。そして、一つの可能性に辿り着いた。
まさか……でも、思い当たる人物は1人しかいない。
女で木の葉の忍で、同い年もしくは年下、任務のある日は先生と必ず一緒にいる。
「もしかして…………私?」
そう尋ねると、先生は満面の笑顔で答えた。
「正解♡」
その日から、私の世界はカカシ先生一色になった。
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