NARUTO/カカサク 短編①
ありがとう/JUJU
「サクラ。風邪引くよ」
ベランダで夜空を見てるとカカシ先生がブランケットを持ってやってくる。そしてブランケットを広げ、後ろから私を抱きしめる。私は先生の胸に背を預けた。
「うふふ、あったかい」
「サクラは冷たいよ。もう1人だけの体じゃないんだから、気をつけてね」
「そうだったわね」
私のお腹にはカカシ先生との子供がいる。
「でも、あまりにも星が綺麗だったから。手を伸ばせば掴めそうなぐらい」
私は右手を空に伸ばす。
先生は私の手を後ろから取り、そのまま絡ませる。
「本当だ、掴めた」
「それは私の手よ」
「俺にとって、サクラは星と同じなんだよ」
「はぁ……?」
意味が分からないという顔をすると先生が苦笑いをする。
「俺の道を照らしてくれるから。どんなに暗いところで迷ったとしても、たった一つの星さえあればそれを目印に歩き続けられる。それが俺にとってはサクラなんだ」
「ふーん、なるほどね」
「本当に分かってる?」
「つまり先生は私がいないとダメだって言うことでしょ?」
「……まぁ、それでいいか」
先生は取った私の手を引き寄せ、手の甲にキスをする。
「サクラ、ありがとう。俺に家族を作ってくれて」
「先生……」
「これからも俺がサクラとお腹の子を守るから」
「なに言ってるのよ。私だって先生とこの子を守るんだからね」
「それは頼もしいな」
私達は笑い合う。
「さぁ、そろそろ部屋に戻ろう」
「はーい」
私達は手を繋いで寝室に戻っていく。今日もいい夢が見れそうだ。
「サクラ。風邪引くよ」
ベランダで夜空を見てるとカカシ先生がブランケットを持ってやってくる。そしてブランケットを広げ、後ろから私を抱きしめる。私は先生の胸に背を預けた。
「うふふ、あったかい」
「サクラは冷たいよ。もう1人だけの体じゃないんだから、気をつけてね」
「そうだったわね」
私のお腹にはカカシ先生との子供がいる。
「でも、あまりにも星が綺麗だったから。手を伸ばせば掴めそうなぐらい」
私は右手を空に伸ばす。
先生は私の手を後ろから取り、そのまま絡ませる。
「本当だ、掴めた」
「それは私の手よ」
「俺にとって、サクラは星と同じなんだよ」
「はぁ……?」
意味が分からないという顔をすると先生が苦笑いをする。
「俺の道を照らしてくれるから。どんなに暗いところで迷ったとしても、たった一つの星さえあればそれを目印に歩き続けられる。それが俺にとってはサクラなんだ」
「ふーん、なるほどね」
「本当に分かってる?」
「つまり先生は私がいないとダメだって言うことでしょ?」
「……まぁ、それでいいか」
先生は取った私の手を引き寄せ、手の甲にキスをする。
「サクラ、ありがとう。俺に家族を作ってくれて」
「先生……」
「これからも俺がサクラとお腹の子を守るから」
「なに言ってるのよ。私だって先生とこの子を守るんだからね」
「それは頼もしいな」
私達は笑い合う。
「さぁ、そろそろ部屋に戻ろう」
「はーい」
私達は手を繋いで寝室に戻っていく。今日もいい夢が見れそうだ。
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