NARUTO/カカサク 短編①
S・O・S/ピンク・レディー
ある日の休日。
のんびりと部屋で本を読み過ごしてると、同じく隣で本を読んでいたサクラがいつのまにか俺のそばにきて、問いかけてきた。
「先生、注射が怖いって本当?」
「いきなりどうしたの?」
俺は読んでいた本からサクラに目を移す。
「綱手様がぼやいてたのよねー、『カカシのやつ、いままで一回も予防接種受けてないじゃないか。治療でものらりくらりとかわしてるみたいだし...。あやつ、もしかして注射が怖いんじゃないか』って」
サクラの質問にドキッとしながら、俺は答えを返す。
「...そんなわけないでしょ。俺はもともと耐性があるから予防接種は必要ないし、同じ理由で治療も注射する意味がないからね」
最もらしいことを言ったが、実は綱手様の言うことは当たっている。
だが、それをバレるわけにはいかない。
年下の可愛い彼女に注射が苦手なんて知られたら、カッコ悪いし、何より幻滅されるかもしれない。
あげなくの果てに別れるとなったら...そんなこと想像もしたくない。サクラのいない生活なんてもう考えられないのだから。
だから、俺は絶対に隠し通さねばならない。
「ふーん」
「なに、その疑わしい目は」
「別に。でも本当に注射は怖くないのよね?」
「そう言ってるだろ」
俺は平然を装う。
それでもサクラはまだ疑っている。
「...そっか。先生は私が医療忍術頑張ってるの知ってるよね」
「? そんなの当たり前だろ」
「そうよね。だからその修行にも協力してくれる?」
「俺ができることならなんでも...」
「先生にしかできないことなの」
「...サクラ...? お前もしかして...」
俺のカンは当たる。
嫌な時ほど当たるのだ。
「うん。先生、私の注射の練習台になって」
サクラはいままでに見たことのない笑顔でそう言った。
「私、なぜか注射が上手くいかなくて...。最初は人形で練習していたんだけど、やっぱり最後は生身の人よね。患者さんでもいいんだけど、やっぱり完璧にしてから臨みたいなって。そこで先生の出番よ! 大丈夫、中身は体の中に入っても問題ないものだから!」
「なるほどな、そういうことなら...って、いやいや! え〜っと、協力したいのはやまやまなんだけど...」
「なに、やっぱり怖いの?」
うん、怖い。
とは言えず、俺はそれを悟られずにどうかわすかを考えるため、頭をフル回転させた。
「道具とか持ってないだろう?」
「それなら大丈夫。こんなこともあろうかと持ってきたの」
サクラはカバンから注射器を取り出す。
これはまずいぞ...。
「そうだ! ナルトはどうだ? アイツ、すぐに回復するだろう?」
「ナルトは任務に出ていて、里にいないわ」
「それならサイは?」
「サイは肌が白いから、跡が残るのは可哀想だわ。それにいのに叱られちゃう」
「ヤマトとか...」
「上司であるヤマト隊長を練習台にさせるわけにはいかないでしょ」
「俺はいいのか...」
「先生は私の上司だけど...彼氏でもあるでしょ。お願い、先生しかいないのよ」
サクラは瞳をウルウルさせながら、俺を見上げてくる。
この顔は正直くる...。
可愛いサクラの頼みは聞いてやりたい。
でも、怖いものは怖いのだ。
注射を怖がる俺の姿を絶対に見せるわけにはいかない。
「ねぇ、先生。私にはもう先生しかいないの」
サクラは俺を見上げたまま、寄り添ってきた。
俺の理性がぐらぐらと揺れはじめる。
そして、俺はある覚悟を決めた。
「...分かった」
「!? 本当にいいのね!」
「あぁ、サクラのお願いだから」
「ありがとう!」
サクラは嬉しそうに俺の首元に抱きついてくる。
「それじゃあさっそく...」
そして、サクラは準備をするために体を離そうとするが、俺はサクラの体に手をまわし身動きをとれないようにした。
「先生? あの準備したいんだけど...」
「その前にさ、サクラも俺の注射の練習に付き合ってくれる?」
「えっ? 先生の注射の練習?」
サクラは俺の言っている意味が分かってないようだった。
まぁ、そりゃあそうか。
なら分からせようじゃないか。
俺はサクラの耳元に口を寄せ、色気を含ませて囁いた。
「俺のコレ、こんなになっちゃってね。サクラにさしたいんだけど」
俺はサクラの手を取り、サクラに抱きつかれただけですぐに硬くなった自身の中央へ導いた。
「!? 先生それって...」
サクラの体が一瞬で固まり、耳が真っ赤に染まった。
意味が通じたようだ。
「そう。いつもしてるんだけどさ、最近ワンパターンになっちゃってるかなって。だから色々試したいんだよね」
「いやいや、そんなことないから! もう充分だから」
それはいつもサクラの反応を見ているから知っている。
だが俺はもうその気になっている。
このチャンスは逃せない。
「それにさ、サクラももっと気持ち良くなりたいと思わない?」
「いや、あの。昨日もしたから、今日はもう...」
顔を真っ赤にするサクラが可愛くて、俺はサクラの太腿をいやらしい手つきで撫でた。
「俺は毎日サクラとしたい。サクラは俺とするのいや?」
「いやじゃないけど...」
「なら、いいじゃない」
「ちょっ、先生待って...」
サクラは俺から逃れようと肩を押してくるが、そんなのは俺にとって何の意味もない。
俺はサクラの腕をつかみ、そのうるさい口を同じもので塞いだ。
そしていつものようにしつこく攻めると、サクラの抵抗はだんだんとなくなっていった。
―――――――――――――――――――――
いまサクラは俺の腕を枕にぐっすり眠っている。
いままでにない角度で責め続けたためか、今日はサクラが根をあげるのが早かった気がする。
でも、これでとりあえずは難を逃れた。
サクラには申し訳ないが、やっぱり注射は無理だ。
それに俺はさされるよりさすほうが好きらしい。
今度またサクラが同じことを言ってきたら、またこうしよう。
そう決意し、サクラを抱え込むと夢の中へ飛び立っていった。
ある日の休日。
のんびりと部屋で本を読み過ごしてると、同じく隣で本を読んでいたサクラがいつのまにか俺のそばにきて、問いかけてきた。
「先生、注射が怖いって本当?」
「いきなりどうしたの?」
俺は読んでいた本からサクラに目を移す。
「綱手様がぼやいてたのよねー、『カカシのやつ、いままで一回も予防接種受けてないじゃないか。治療でものらりくらりとかわしてるみたいだし...。あやつ、もしかして注射が怖いんじゃないか』って」
サクラの質問にドキッとしながら、俺は答えを返す。
「...そんなわけないでしょ。俺はもともと耐性があるから予防接種は必要ないし、同じ理由で治療も注射する意味がないからね」
最もらしいことを言ったが、実は綱手様の言うことは当たっている。
だが、それをバレるわけにはいかない。
年下の可愛い彼女に注射が苦手なんて知られたら、カッコ悪いし、何より幻滅されるかもしれない。
あげなくの果てに別れるとなったら...そんなこと想像もしたくない。サクラのいない生活なんてもう考えられないのだから。
だから、俺は絶対に隠し通さねばならない。
「ふーん」
「なに、その疑わしい目は」
「別に。でも本当に注射は怖くないのよね?」
「そう言ってるだろ」
俺は平然を装う。
それでもサクラはまだ疑っている。
「...そっか。先生は私が医療忍術頑張ってるの知ってるよね」
「? そんなの当たり前だろ」
「そうよね。だからその修行にも協力してくれる?」
「俺ができることならなんでも...」
「先生にしかできないことなの」
「...サクラ...? お前もしかして...」
俺のカンは当たる。
嫌な時ほど当たるのだ。
「うん。先生、私の注射の練習台になって」
サクラはいままでに見たことのない笑顔でそう言った。
「私、なぜか注射が上手くいかなくて...。最初は人形で練習していたんだけど、やっぱり最後は生身の人よね。患者さんでもいいんだけど、やっぱり完璧にしてから臨みたいなって。そこで先生の出番よ! 大丈夫、中身は体の中に入っても問題ないものだから!」
「なるほどな、そういうことなら...って、いやいや! え〜っと、協力したいのはやまやまなんだけど...」
「なに、やっぱり怖いの?」
うん、怖い。
とは言えず、俺はそれを悟られずにどうかわすかを考えるため、頭をフル回転させた。
「道具とか持ってないだろう?」
「それなら大丈夫。こんなこともあろうかと持ってきたの」
サクラはカバンから注射器を取り出す。
これはまずいぞ...。
「そうだ! ナルトはどうだ? アイツ、すぐに回復するだろう?」
「ナルトは任務に出ていて、里にいないわ」
「それならサイは?」
「サイは肌が白いから、跡が残るのは可哀想だわ。それにいのに叱られちゃう」
「ヤマトとか...」
「上司であるヤマト隊長を練習台にさせるわけにはいかないでしょ」
「俺はいいのか...」
「先生は私の上司だけど...彼氏でもあるでしょ。お願い、先生しかいないのよ」
サクラは瞳をウルウルさせながら、俺を見上げてくる。
この顔は正直くる...。
可愛いサクラの頼みは聞いてやりたい。
でも、怖いものは怖いのだ。
注射を怖がる俺の姿を絶対に見せるわけにはいかない。
「ねぇ、先生。私にはもう先生しかいないの」
サクラは俺を見上げたまま、寄り添ってきた。
俺の理性がぐらぐらと揺れはじめる。
そして、俺はある覚悟を決めた。
「...分かった」
「!? 本当にいいのね!」
「あぁ、サクラのお願いだから」
「ありがとう!」
サクラは嬉しそうに俺の首元に抱きついてくる。
「それじゃあさっそく...」
そして、サクラは準備をするために体を離そうとするが、俺はサクラの体に手をまわし身動きをとれないようにした。
「先生? あの準備したいんだけど...」
「その前にさ、サクラも俺の注射の練習に付き合ってくれる?」
「えっ? 先生の注射の練習?」
サクラは俺の言っている意味が分かってないようだった。
まぁ、そりゃあそうか。
なら分からせようじゃないか。
俺はサクラの耳元に口を寄せ、色気を含ませて囁いた。
「俺のコレ、こんなになっちゃってね。サクラにさしたいんだけど」
俺はサクラの手を取り、サクラに抱きつかれただけですぐに硬くなった自身の中央へ導いた。
「!? 先生それって...」
サクラの体が一瞬で固まり、耳が真っ赤に染まった。
意味が通じたようだ。
「そう。いつもしてるんだけどさ、最近ワンパターンになっちゃってるかなって。だから色々試したいんだよね」
「いやいや、そんなことないから! もう充分だから」
それはいつもサクラの反応を見ているから知っている。
だが俺はもうその気になっている。
このチャンスは逃せない。
「それにさ、サクラももっと気持ち良くなりたいと思わない?」
「いや、あの。昨日もしたから、今日はもう...」
顔を真っ赤にするサクラが可愛くて、俺はサクラの太腿をいやらしい手つきで撫でた。
「俺は毎日サクラとしたい。サクラは俺とするのいや?」
「いやじゃないけど...」
「なら、いいじゃない」
「ちょっ、先生待って...」
サクラは俺から逃れようと肩を押してくるが、そんなのは俺にとって何の意味もない。
俺はサクラの腕をつかみ、そのうるさい口を同じもので塞いだ。
そしていつものようにしつこく攻めると、サクラの抵抗はだんだんとなくなっていった。
―――――――――――――――――――――
いまサクラは俺の腕を枕にぐっすり眠っている。
いままでにない角度で責め続けたためか、今日はサクラが根をあげるのが早かった気がする。
でも、これでとりあえずは難を逃れた。
サクラには申し訳ないが、やっぱり注射は無理だ。
それに俺はさされるよりさすほうが好きらしい。
今度またサクラが同じことを言ってきたら、またこうしよう。
そう決意し、サクラを抱え込むと夢の中へ飛び立っていった。
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