2部
夢小説設定
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カーズ、エシディシ、2人の赤ん坊と共に旅に出てから長い月日が経った。夢主は赤ん坊、ワムウとサンタナをあやしながら昔の事を思い出していた。それはカーズとエシディシと夢主が子供だった頃に遊んだ平和な日常の事だ。あの頃に戻りたいとは思わないが懐かしさに笑みが浮かぶ。
「なに笑ってんだ? 夢主」
「いや、昔の事を思い出してただけ…エシディシもあんなに小さかったのにね…今は…」
「今はって失礼だな、お前は。夢主もあんなに可愛かったのに…」
「うるさいなぁー」
エシディシと顔を合わせるのは毎日だったが今、カーズは石仮面の研究をしているので洞窟に篭って出てこない。
「エシディシ少し子守りに疲れちゃったから代わって」
「嫌だね」
「無理にでも押し付けるよ」
「分かった、分かった。お前はゆっくりしてこい」
夢主は洞窟の外へと出て夜空を見上げる。満天の星空が広がっていた。思わず「綺麗…」と声に出してしまうほどの絶景だったのだ。
「太陽もこんなに綺麗なのかな?」
「綺麗だろうな」
いつの間にかエシディシが赤ん坊を抱えながら隣に立っていた。
「もしも太陽を克服できたらエシディシは何がしたい?」
「俺は旅をする」
「旅かぁ、それも良いな。私はね、太陽の下で眠ってみたい」
「眠るのは勿体ないだろう」
「そうかな? 当たり前の事をしてみたい。太陽の下で食事とか太陽の下で遊ぶ、とか」
「良い赤石が見つかれば、いつか出来るようになるだろうよ」
「長生きできるかな?」
「出来るさ…」
夜明け近くまでエシディシと夢主は外で星を眺めていた。